コミティア121お疲れ様でした

同人イベント
08 /22 2017
コミティア121お疲れ様でした。
コミケからわずか1週間後の開催ということで、まだ疲労感というかそんなものが残ったまま東京ビッグサイトへ。
この日もぱっとしない天候。気温も夏らしくない。湿度だけ高く、不快指数はあまり変わらぬ。
コミケの時も「濃厚な」サークル配置だったが、今回のコミティアもかなり熱い。スペース内部から見て右隣があわたけ先生。
晴海の頃から、時折お隣に配置されるお馴染みのサークル。
今回はオリジナル新刊があったので印刷所から直接搬入。一方、自宅からの直接搬入する既刊本は極力減らした。
実はこの日、東富士演習場で総合火力演習の夜間予行があって、ある方からそのチケットを譲っていただいていたのだ。
総合火力演習チケット1708a
昼間の演習は何回か見学したことがあるが、夜間演習は初めて。
興味深い作画資料が撮れそうだと期待を膨らませ、同人イベント備品に加えて一眼レフカメラや三脚でいっぱいの重いリュックを背負ってビッグサイトまで赴かねばならなかったので、その分直接搬入分が少なくなった。
19時半からの夜間演習に間に合わすため、14時にはスペースを売り子さんに任せ、コミティアから退場の予定を組む。
兎に角、ここから東富士演習場は遠い。
ところが昼過ぎ、現地から連絡が入って夜間演習中止の報。
理由は天候悪化だとか。
何とも惜しい。
とはいえ、このまま御殿場に向かったところで何もやっていない演習場に佇むだけ。
諦めざるを得ぬ。交通費が無駄にならなかっただけでも御の字か。
それにしても、この夏、天候不順は様々なイベントに影響を与える。
前日の多摩川花火大会も雷雨で中止。落雷で怪我人まで出た。
結局、コミティアには最後まで参加。
重い三脚などは在庫同人誌と共に宅配に。
だが、カメラはさすがに自分で持ち帰るしかない。
閉会後、ビッグサイトの外に出てみると、相変わらずの曇天。
重い荷物が肩に食い込む帰路であった。

コミックマーケット92お疲れ様

同人イベント
08 /15 2017
遅ればせながらコミックマーケット92お疲れ様でした。
蒸し暑い中、当スペースまで足を運んでいただいた紳士淑女の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。
今回は諸々の事情でコミケ合わせ新刊執筆に入る時期がずれてしまい、準備期間が7月中旬からのわずか半月程度に。
それでもオリジナルと「けものフレンズ」本、プラスコピー誌を出すことが出来た。
この頃はSNSやピクシブを媒体として発表する作品が増えた結果、横長の絵が多く、縦長基本の同人誌サイズに合わせるのに難儀する。またカラー作品をグレースケールで印刷するので何だかもったいない。
オールカラー本も棄て難いが、本文もカラーにするには経費や締め切りの問題もあってなかなか手を出せない。
でもオールカラーの同人誌は特に珍しい訳でもなく、普通に頒布されているので、こちらも一層奮励努力する必要がある。
さて、サークル参加当日。
コピー本作成に手間取り、結局一睡もせずに徹夜に。
これはきつい。しかし気が張っているので何とかビッグサイトまで吶喊。
前日まで涼しかったが、13日最終日は蒸し暑さがぶり返していたので汗が噴出す。
りんかい線国際展示場駅前で「けものフレンズ」の団扇を配っていたので貰う。
スペースは前回と同じく、東7ホール。サークル入場ゲートから遠いので辿り着くだけでも体力消耗。
今回はいつもお世話になっているむらかわみちお先生のサークルとお隣に。
また反対側もかなりパワフルなサークルさんでその隣が永野のりこ先生のサークルスペース。
島スペースとはいえ、搬入量も多い濃厚なサークルが並ぶ。
前回はお隣のサークルが不参加だったのである程度動ける空間を確保出来たが、今回は搬入量の多い両隣サークルさんが先に設営完了した後にやや遅れてスペースに到着したから準備も大変。
ただでさえ狭いスペースに所狭しと同人誌や備品、ポスター立てがぎっしり置かれ、足の踏み場もなくなった。
結局椅子は縦に並べざるを得なくなる。
売り子さんが前で頒布し、自分は後方で待機という、何だか普段とは違う体制で挑むことに。
開場後、しばらくは閑散としていたが11時半過ぎからどっと人が増え始め、短いながら列が出来る時間帯も。
お蔭様で新刊頒布も順調に。
お近くだった永野のりこ先生とも御挨拶出来た。
実は永野先生とはデビューしたての1982年頃から執筆していた『プチアップルパイ』同期であったが、言葉を交わせたのは今回が初めて。
女性の方だとは思っていなかったので吃驚。
今回も「漫画の手帖」様の差し入れが有難い。「マンガ論争」永山氏にもお世話になった。
また、いつも来てくださるファンの方からの差し入れ、激励も感謝に耐えない。
お蔭様で睡魔に襲われることもなく殆どの時間帯自分のスペース内で過ごし、なんとか無事イベント貫徹することが出来た。
次は来週のコミティアで。
よろしくお願いします。

阿佐ヶ谷七夕祭り2017

祭り
08 /08 2017
今年も阿佐ヶ谷七夕祭りのシーズンが巡ってきた。
ここ数日、蒸し暑さがぶり返し、人でごった返すパールセンターを歩くと汗が噴出す。如何にも夏らしくてよい。
21時を過ぎても人の数が減らない。
人口減というのに、都心の祭りの場ではむしろ人の集まりが著しくなっている。
線香花火が落ちる寸前の輝きなのか。
それはさておき、。今年はパンダの張りぼてが目立つ。上野のパンダに子供が生まれたせいかもしれぬ。
いつもマニアックな3Dモデリングで作っていると思われるアニメキャラクターエリアには「けものフレンズ」のサーバルとセルリアン。
他にはマクロスのバルキリーなんかもある。
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やたら多かったのは「ミニオンズ」のキャラクター。一方でポストジブリの「メアリと魔女の花」のキャラが皆無だったのは寂しい。
注目されるのは南口のパールセンターだが、北口アーケードも地味ながら飾りつけをやっている。地元小学校児童が描いた絵が掲げられていた。
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今年もスタンプラリー参加してみたのだが、7日の時点で景品バッチが品切れ。不覚。
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昨年までは最終日でもまだ間に合ったはずなのに。そんなに人気だったのか。

8日、阿佐ヶ谷七夕祭り最終日。台風は日本海側に逸れたが、時々雨がぱらつく天候。だが蒸し暑さは相変わらず。
昨日、記した通り、スタンプラリー本年分の景品缶バッチは7日で品切れ。因みに一箇所だけスタンプごと撤収してしまった場所があって台帳を埋めることすら出来ない。ダメもとで取り合えずラリーのゴールである本部に寄ってみると、撤収スタンプはこちらに戻されていたようでここで捺印してもらえた。一応コンプリートは完成。品切れた本年分の缶バッチの代わりに前回以降の余剰缶バッチを頂けた。60周年のものとかはまだ残っているようだ。
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なぜにどうして今回だけこんなに早い時点で景品がなくなってしまったのだろうか?用意したバッチの数もそんなに少なかった様子もないし。スタンプラリー参加者が予想外に多かったのだろうか。
それはさておき、最終日も盛況。
浴衣の帯に杉並区のマスコット「なみすけ」が記された団扇を刺している女子も目立つ。
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けものフレンズのエリアにはなぜか「かばんちゃん」が増えていた。
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アーケードの切れ目の部分で、ふと見上げると虹が出ていた。よく観ると2重だ。
西日が雲のスリットから射して東の空の雨粒に屈折しているのだ。気が付いたのは幸運だった。
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今回は初日を除いて、何かしら七夕祭りに寄っていた。
そんな七夕祭りも今日でおしまい。
そろそろ季節は「暑中」から「残暑」に移り変わってゆく。
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そういえばJR阿佐ヶ谷駅ガード下にあった旧ゴールド街がリニューアルされて、新しい飲食街に生まれ変わっていた。
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阿佐ヶ谷に2軒目の「スターバックス」まで入っている。それも住宅街側。変にオシャレなつくりになっている。
40年位前、阿佐ヶ谷ゴールド街には「牛友チェーン」というチープな牛丼屋があった。安っぽい食堂みたいな店舗だったのを憶えている。利用者はもっぱら学校帰りの中高生。
その頃からすると隔世の感。ビジュアル的にもステージが違う。
たしかに店舗はおしゃれになったが利用客は高齢者が目立つ。
世代交代が途絶えれば、ここも40年後は廃墟だろう。
阿佐ヶ谷七夕祭りの盛況はいつまで続くのだろうか。

コミックマーケット92新刊御案内

同人イベント
08 /08 2017
コミックマーケット92新刊御案内
新刊御案内その1
『ジャパリパークアマチュア無線局』
ジャンル/けものフレンズ2次創作
サイズ/A5
総ページ/20P
頒布予定価格/400円
ゲスト/森野優樹
頒布スペース/13日日曜日東7ホール「こ」41a「あびゅうきょ」
ジャパリパークに存在した架空の無線局「8J6JAPARI」。ジャパリバスに満載されたアマ無線機とアンテナを駆使してフレンズ達がパークから消えたヒトとの交信に挑むという妄想イラスト集の薄い本。
ジャパリ表1-1708 ジャパリ表4-1708 ジャパリ04頁版下 ジャパリ03頁版下 ジャパリ05頁版下 ジャパリ09頁版下 ジャパリ08頁版下

新刊御案内その2
『LOVE RADIO 2』
オリジナル同人誌。
サイズ/A5
総ページ/42P
頒布予定価格/500円
ラジオやアマ無線に纏わるコミック、イラスト集。
1986年発行「プチアップルパイ」に掲載されたFM遠距離受信ストーリー『スポラディックメモリー』も再録。
LR2表紙版下 LR2-32頁版下 LR2-05頁版下 LR2-12頁版下 LR2-16頁版下
また既刊の「ガルパン」本も頒布予定。

その他
新刊「マンガ論争17」にコラム「あびゅうきょ妄言通信出張編」連載中
頒布スペース/「マンガ論争」頒布スペース

『漫画の手帖』各号にコラム「あびゅうきょ妄言通信」連載中

よろしくお願いいたします。

潔癖キチガイランドに夏が来た

日常
07 /14 2017
梅雨が明けていないのに、暑い日が続く。
北海道では35C以上の日を記録しているとか。例年のこの時期とは気圧配置が違うようだ。
普通、梅雨明けは太平洋高気圧が徐々に勢力を強め、梅雨前線を押し上げて夏になるのだが、今年は列島の上に時計廻りの巨大な渦があって暖気が北海道の東から時計回りに日本列島へ流れ込んでいる印象。
北九州の豪雨もこれにブロックされた前線が刺激されて発生したのかもしれない。

日本のコンテナターミナルで毒針を持つ「ヒアリ」が複数生息していることが確認され、マスコミは上へ下への大騒ぎしている。
ツイッターでも呟いたが、在来種豊かな田園や緑地を宅地化などで更地にすると必ずセイタカアワダチソウが蔓延る。
逆に考えれば旧来の植物相を破壊しなければ外来種は侵入出来ない。
ヒアリも同じ。この蟻が急にやってきたはずもない。
元々あの辺りの水際で生息していたのだ。
今煽られて殺虫剤を濫用すればどうなるか。セイタカアワダチソウの二の舞になることは確か。
このニュースは最初から胡散臭い。
薬品会社の株価吊り上げのために作られたフェイクニュースと疑われても仕方ないほど怪しげな雰囲気が漂う。
にも拘らず、すぐに煽られてアリ用殺虫剤を濫用する愚か者が後を絶たぬのだろう。
その結果、環境のバランスを崩してヒアリ以上の未知の禍を招くことは想像に難くない。
先日、伊集院光の深夜ラジオでも、この「ヒアリ」騒動に苦言を呈していた。
ドラッグストアには「アリノスコロリ」が大量に山積みされているとか。
地面の下でアリが大量に死滅していることを考えるとゾッとすると語っていたが同感である。
それにしても、アリを全滅させる薬品をこれでもかこれでもかと売りつける薬品会社の商魂には恐怖すら感じる。
アリにしたらジェノサイドである。
大量虐殺行為を煽っているのに、なぜ薬品会社は国連から提訴されないのか?
対象が人間ではなく、虫だからか?
しかし一般のアリは人にとって著しい害悪生物という訳でもなかろう。
むしろ、益虫の面すらある。アリが人間の目に見えないレベルで環境浄化に御していることは疑いがない。
にも拘わらず、見栄えだけでそれを徒に駆除することが正しいのか?

こと、日本はいわいる「環境潔癖症」なる病巣に犯されている。
夏になると「虫を殺せ!虫を殺せ!」の大合唱。
蚊、ハエ、毛虫等の害虫に留まらず、ありとあらゆる虫、植物、動物に対して排除する薬品のジェノサイドCMがこれでもかこれでもかと始まる。
そして大衆は虫一匹、雑草一つ、落ち葉一つにすら過敏に反応して排除せずには居られなくなる。
先日、近所の宅地が更地化されて分譲地として売り出されていた。
その敷地にはびっしりと黒いビニールシートが貼られていた。
恐らく雑草を生やさないためと思われるが、もはや尋常を逸した光景がそこには広がっていた。
その真っ黒い土地からは輻射熱で40C以上の熱気が立ち上って息も出来ないほど。
生き物の気配もなく、黒々と横たわる更地は、まるで地獄の入り口のごとくであった。
雑草を生やさぬだけのためにのみ、地獄から悪魔を召喚させているのだ。
もはやキチガイレベルだ。
そんなキチガイレベルの環境を助長しているのが、先のネットに巣食う「不謹慎狩り」や「繊細チンピラ」の類なのだろう。
潔癖キチガイが潔癖キチガイ環境を作り上げ、潔癖キチガイランドで共倒れしていく。
馬鹿につける薬なしとは、よく言ったものである。
「スポンジボブ」も顔負けだ。
こんな潔癖キチガイランドに住むくらいなら、虫だらけの環境のほうがまだマシ。
「断捨離」より「ゴミ屋敷」のほうがまだ人間らしいのと同じ。
自分の部屋は網戸はなく、クーラーも極力かけないので、夏は昼夜問わず虫が大量に入ってくる。
体や机が虫だらけになることもよくあるが、別段気にならない。
吸血性や毒虫は流石に排除するが、ゴキブリ位は口に入れても平気なタイプだ。
家の窓ガラスにはヤモリが住み着き、その虫を捕食する。ハエトリグモも活躍中で共存共栄状態。
腐海のナウシカのごとき生活が理想ではあるが、なかなか難しい。
だから、普通のアリを排除するなど、もってのほかである。
アリが体を這いずっても決して殺しはしない。
きっとアリはいずれ自分に恩返ししてくれるはずだ。

伊集院が述べていたが、「アリノスコロリ」の効能は高度化して、巧みになっており、アリが警戒せぬまま、コロニー全体に薬品が広がるまで効果を発揮しないように調整されているという。
まさに恐ろしきジェノサイド薬品だ。
それでふと、思ったのだが、この超少子高齢化、人口減、非婚化に陥っている日本ももしかして「アリノスコロリ」ならぬ「ニホンジンコロリ」に犯されているのではなかろうか?
これだけ、高齢化、人口減が急速に進行しているにも拘わらず、一向に抜本的な対策をとらないどころか、少しでも結婚、出産奨励を口にすると、非難の声が上がるのはどう考えても尋常ではない。
「何者」かが「ニホンジンコロリ」をばら撒いてアリノスコロリのごとく、確実に日本人を絶滅させる「薬品」を浸透させて、頭をおかしくさせているのではなかろうか。
だからこれだけ人口減に陥っても平気な顔をしているのだ。
それどころかこの期に及んでも尚、結婚出産を抑制する「世論」を必死になって広めようとするメディアすら存在する。
ブログで事あるごとに例に出す徳川夢声日記に記された危惧、「進駐軍が日本男子の睾丸にレントゲンを当てて種無しにする計画がある」という記述とシンクロして、なにやら恐ろしくなる。
「アリノスコロリ」に脅かされているのは、実はアリではなく、日本人自身だということに、そろそろ気が付いたほうがよい。
「進駐軍」からすれば、日本人などヒアリレベルでしかない。
もっともこんな「潔癖キチガイランド」など絶滅されるに値する集団なのかもしれないが。

また夏が来る。

『メアリと魔女の花』を観る

映像鑑賞
07 /13 2017
元ジブリに所属していた米林監督の最新作『メアリと魔女の花』を観る。
スタジオジブリがなくなってしまったので、元スタッフが新たに立ち上げたスタジオが制作している。
なぜジブリが製作部門を閉鎖したのか知らない。宮崎駿監督が「引退」したからと伝え聞くが、「ジブリブランド」の看板を下ろす理由が思い当たらぬ。優秀な人材が拡散するだけで利するものはないのにと素人目には映るのだが。
なぜ、ディズニーのような体制を維持できないのか?
日本コンテンツ産業の地盤の薄さに危惧する。
それはさておき、ジブリブランド亡き後、その正統なる継承作品第一作目がこの『メアリと魔女の花』らしい。
テレビCMなどで予告編を観ると、これまでのジブリ作品のエッセンスをミックスした雰囲気が醸し出されている。
「ジブリブランド」を継承しているのは間違いなさそう。
(これ以降はネタばれ注意)
公開初日の土曜日に観賞。
都外の県庁所在地に位置するシネマコンプレックスで夕方の回。
初日にも拘わらず、なぜか空席が目立つ。
理由は解らず。満席だと思っていたので拍子抜け。
主人公メアリのキャラクターは赤毛でどことなく、高畑勲演出の『赤毛のアン』を髣髴とさせる。
黒猫を従え、箒に乗って空を飛ぶ役柄は『魔女の宅急便』のキキにかなり近い印象。
他にもジブリ作品で「見たことのあるような」場面設定、キャラクター、演出が至る所に見られる。
しかし、やはり従来のジブリ作品とは根本的に違う。
第一印象としては、作画などは確かにジブリの水準を保っており、遜色はなかったが、内容は「ポケモン」や「妖怪ウォッチ」等の子供向けテレビアニメの劇場版といったところ。
更に時事ネタ的なバイアスがかかった演出もあり、やや興ざめする場面も。いつものジブリ作品とは程遠い印象。
宮崎駿氏が東映動画時代からジブリまで継承してきた「冒険活劇」という要素は殆どなかった。
『ポニョ』以降の宮崎ジブリ作品は、老齢ゆえ精彩を欠いて妙な「自己完結」作品で終わってしまった感があったが、それ以前の宮崎アニメは確かに「血沸き肉踊る」冒険活劇ロマンを維持していて期待を裏切らなかった。
だがこの作品には、その真髄がない。
勿論、『メアリと魔女の花』は別人の米林監督作品であるから、宮崎アニメと異なるのは当たり前なことは解っている。
しかしどうしても元ジブリスタッフが手がけていることで、否応にも比較してしまうのだ。
観る者が期待しているのは、ジブリブランドを正統に継承する作品。
だから、米林監督は望む望まずに拘わらず、歌舞伎役者や落語家のようにジブリ一門を受け継ぐ、「2代目宮崎駿」の襲名を背負わされてしまっている。
その観点からすると、庵野秀明氏、新海誠氏等と比べ、不自由な立場にあるのかもしれない。
結局、作品内容的に思い入れて鑑賞する事はなかったのではあるが、妙なことに主人公メアリのニーソックスとスパッツが気になって仕方なかった。
『魔女の宅急便』のキキは黒いワンピースに幼女の履く白い提灯ブルマのようなパンツ姿で味気のないものだったが、メアリは若干大人っぽく描かれているため、その部分が変に「ジブリブランド継承作品」らしからぬ猥雑な印象を発するのだ。
良くも悪くもメアリの「スカートの中」とニーソックスが『メアリと魔女の花』最大の収穫であった。
メアリ170711 仕上げ

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/