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嗚呼、惨めなり日本選手

スポーツ観戦
02 /25 2010
生暖かな風が吹く2月末、冴えない毎日が続く。
テレビは相変わらず不甲斐ない日本選手の姿を伝えている。
かつてはそれでも「アングロサクソン」のような体格に勝る選手相手に奮闘、みたいな構図があったが、いまや人種も同じアジア系の韓国、中国選手にも負けている状態では、ただの恥晒しに過ぎない。
その上、トヨタ何某がリコール云々で社長までがアメリカに呼び出しを食らって火達磨状態。もう国として体をなさなくなってきた感じ。
そんなこんなも結局、無能な政治家が「毛沢東語録」よろしく選挙対策で適当に作った「マニフェスト」を未だに振りかざして妄言よろしく「友愛友愛」と喚いている状況では当然の成り行きか。
「政治家主導」とは笑わせる。
「政治家主導」で成功するのは官僚よりも政治家が有能な場合であって、どうみても国会でごたごたやってる与党野党ひっくるめた政治家は「優秀」とは言いがたい烏合の衆ばかり。
沖縄の基地移転云々で虚勢を張ったところで、所詮有効な交渉材料もないのだ。
あっという間に足元を見られて頓挫。挙句、トヨタまで恫喝報復の対象にされる始末。
まさに愚の骨頂。結局は散々馬鹿にした官僚に泣きついてるんじゃないのか?
「金」もなけりゃ「軍事力」もない国が、大国相手に偉そうな事、言ったところで相手にもされないのは子供でも解る。
そんな「無能集団」が、今の日本を引っ張っていると言うのだから恐ろしいことこの上ない。
周辺の大国にとってはつけ込む恰好の条件だ。
テレビで話題のオリンピック女子フィギュア競技にしろ、日本の政治や企業が強靭であったなら、結果を見ずして日本選手が金メダルを獲れていたろう。
「印象で得点が左右される」とか「芸術点」とか、こんなのスポーツか?
主観で決まる得点競技など、どう考えたって審判員を買収すればどうにでもなるのだ。
トヨタが強ければ韓国の選手に後塵を拝することなど考えられない。相手にもならなかったろう。
今の状況は、如何に日本の国力が衰退しているかを如実に物語っている。
オリンピック選手養成には金が掛かるわけだからそれなりの資金がいる。かつて長野オリンピックを招聘出来たのは某企業のワンマンカリスマ経営者の力だったと言われる。
良くも悪くもそういった「金と力」を背景にしたコネクションがスポーツや外交の勝敗を決定付ける。
しかし、そんな豪腕経営者も誰が仕組んだのか失脚に追い込まれ、それ以後、日本のウインタースポーツも凋落の一途のようだ。その上、今の「無能政権」が追い討ちをかけるように、そういったスポーツ育英予算を削ったものだから自ずと衰退に拍車をかけている。
日本選手の金メダルは韓国選手の失敗待ちしか可能性が無いなんて、どれだけダメダメなんだ。
みっともないったりゃありゃしない。
相手の失敗がない限り、トップになれないなど何処まで堕ちりゃ気が済むのだ?この日本。
日本の女子フィギュア選手が不憫でならない。
怨むなら今の日本に生まれていたことを怨め。4年前の絶頂期に年齢制限で出場出来なかった己の運の無さ。
まだあの頃の日本のほうが僅かにまともだったのかもしれないが、これからは堕ちていくばかりだ。
いっそ国籍をロシアか中国に変えたほうが救いがあろう。
才覚ある者にとってこんな国の代表になったとて得るものは少ない。
この国の卑屈さは年々度を越している。
やたら潔癖で至る所に監視カメラを備え、法律まで遡らせて時効廃止だとか後ろ向きの自己完結の窒息しそうな閉塞感を社会に作り出す一方で、無為無策無能内政外交で日本を破滅に導くような「無能政治家」しかいないこんな国はさっさとおさらばするのがよろしかろう。
スポーツにしろ文化にしろ、この国で己の才覚を花開かせるのは不可能に近い。
すべてを萎縮させる空気で満たされ、呼吸も出来ぬ。
「外国人参政権」や「夫婦別姓」「子育て支給」なんてものは国が豊かで余裕があってこそ出来るものだ。
屋台骨がへし折れつつある国が考える事ではない。
こんなの「夢想」の世界である。「夢想」を現実化出来るのは強大な国力と賢い指導者に導かれた超大国だけの特権だ。
馬鹿と無能に「夢想」を語る資格はない。

「友愛夢想」に明け暮れた挙句、日本の外交既得権を次々に奪われ、国民を餓死に追い込むことも厭わないキチガイ政権に付き合わねばいけない今の日本人をご先祖様が見たらどう思うのか。
こんなのドリフのコントにすらならない。
韓国の女子フィギュア選手に鼻で笑われるのがオチだ。
惨めだね。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/