東京2020オリンピック開幕を祝う
日常
2020年7月24日。いよいよ東京オリンピックが開幕した。
参加を保留し続けていた東アジアの数国も、直前に参加表明。晴れて参加国最多を更新する大会となった。
開会式はあいにくの天候であったが、懸念された猛暑はやって来ず、冷夏の予感すら囁かれるが、これも天の恵みかも。
これだったらマラソンも東京開催でよかったんじゃないか。
札幌の人も毎年開かれるビール祭りが潰されるほうが嫌だったろう。今から何とかならないものか。
ヘビーローテーションされる米津玄師のNHKオリンピックテーマソングが耳に焼き付いて離れない。
九州地方の豪雨被害でややお祭り気分に水を指されたが、それに対しては開会式で犠牲者に対する1分間の黙祷が設けられた。
困難を乗り越えてこそ明日が存在する。
開幕するまでは批判の多かったオリンピックであったが、いざ蓋を開けてみるとお祭り騒ぎだ。これもいつものこと。
あれほどケチをつけていた者たちはどこに消えたのか?きっと手のひらを返して、この祭典に飛び込んでいるのだろう。
渋谷のスクランブル交差点ではたくさんの外国人と日本の若者がハイタッチする光景が。
秋葉原では前夜祭企画である1万人の美少女メイド松明行進が行われた。
限定オリンピックグッズが配られて、それを求める世界各国のWOTAKU達が殺到し、混乱になる事態も。
開会式当日朝、新国際国立競技場前には入場できなかった群集が取り囲んで、会場から漏れる歓喜に耳を欹てる。
ブルーインパルスが5色のスモークを焚いて東京上空を通過した際は、一気に熱気が最高潮に達した。
テレビもネットもオリンピック一色。
店にもオリンピック関連商品が並び、千駄ヶ谷駅前ではピンバッチ交換の即席屋台が立ち並ぶ。
日本選手の活躍は如何なるものだろう?陸上400mリレーは金メダルなるのか?
各地で繰り広げられた聖火リレーも話題になった。
1964年の東京オリンピックと親子2代で聖火をリレーした東京在住の飲食店経営60代の男性のインタビューも感動的だった。
そして、開会式での聖火点灯があんな仕掛けだとは吃驚だ。
セレモニーにおける巨大なピカチューと「鬼滅の刃」の炭次郎、そしてエヴァ初号機のコラボによるパフォーマンスは必見だった。
結局、やはり国民一体となるオリンピックのような祭典が数十年ごとに開催され、それが記憶に残ることによって人は生きていけるのだ。
だが、残念な事件も。
開会式セレモニーで大会直前の都知事選で初当選した外山恒一の演説最中に、頭のおかしいマスク男が飛び掛ってマイクを奪い、10分間狂った妄言を続けた。
何やら今流行っているインフルエンザが東京だけでも毎日数百人感染しているから直ちにオリンピックを中止し、首都を封鎖し、外国人を全て追放しろと。そして東京の人間は田舎に行くと疫病患者として半殺しにされるから家に篭るべきだと。そして全員マスクをして疫病検査で隔離すべきなんだ等と喚きたてていた。
確か自分は世界の衛生を司る神の使いとか名乗っていたな。
すぐに警備員に取り押さえられて連行されていったが、会場は失笑とブーイングの嵐。というか誰も男の演説をまじめに聴いていなかった。
多分、精神疾患を病んだ挙句、妄想に操られた結果と思うが、それにしても妄言をのたまうならもう少しリアリティーのある内容にすれば一興だったのにと残念な気分に。
あれでは3流SFでもリアリティーが保てない。
おそらく、あの男の「世界」では、風邪が不治の病として大流行し、オリンピックは中止。みんな死の恐怖に煽られて、人々はこの暑い季節に全員マスクをし、お互いを疑い、監視し反目し合ってびくびくしながら生活し、仕事も余暇も奪われ、夏のバカンスもなく、あらゆる職は萎縮して困窮し、家に篭って精神を闇に蝕まれつつあるのだろうと。
そんな暗黒の2020年が本当に存在したらとぞっとするが、まあ狂った男の妄言だ。
まじめに聞くだけでも時間の無駄である。
悪夢に駆られたあの男の心が早く治癒されることを願うしかない。
さあ、これから2週間余の東京オリンピックを楽しもう。
そしてこの歓喜を記憶に刻み込んで、人生を良きものに。
早速ピンズ交換に話題の千駄ヶ谷駅に行ってみるか。
参加を保留し続けていた東アジアの数国も、直前に参加表明。晴れて参加国最多を更新する大会となった。
開会式はあいにくの天候であったが、懸念された猛暑はやって来ず、冷夏の予感すら囁かれるが、これも天の恵みかも。
これだったらマラソンも東京開催でよかったんじゃないか。
札幌の人も毎年開かれるビール祭りが潰されるほうが嫌だったろう。今から何とかならないものか。
ヘビーローテーションされる米津玄師のNHKオリンピックテーマソングが耳に焼き付いて離れない。
九州地方の豪雨被害でややお祭り気分に水を指されたが、それに対しては開会式で犠牲者に対する1分間の黙祷が設けられた。
困難を乗り越えてこそ明日が存在する。
開幕するまでは批判の多かったオリンピックであったが、いざ蓋を開けてみるとお祭り騒ぎだ。これもいつものこと。
あれほどケチをつけていた者たちはどこに消えたのか?きっと手のひらを返して、この祭典に飛び込んでいるのだろう。
渋谷のスクランブル交差点ではたくさんの外国人と日本の若者がハイタッチする光景が。
秋葉原では前夜祭企画である1万人の美少女メイド松明行進が行われた。
限定オリンピックグッズが配られて、それを求める世界各国のWOTAKU達が殺到し、混乱になる事態も。
開会式当日朝、新国際国立競技場前には入場できなかった群集が取り囲んで、会場から漏れる歓喜に耳を欹てる。
ブルーインパルスが5色のスモークを焚いて東京上空を通過した際は、一気に熱気が最高潮に達した。
テレビもネットもオリンピック一色。
店にもオリンピック関連商品が並び、千駄ヶ谷駅前ではピンバッチ交換の即席屋台が立ち並ぶ。
日本選手の活躍は如何なるものだろう?陸上400mリレーは金メダルなるのか?
各地で繰り広げられた聖火リレーも話題になった。
1964年の東京オリンピックと親子2代で聖火をリレーした東京在住の飲食店経営60代の男性のインタビューも感動的だった。
そして、開会式での聖火点灯があんな仕掛けだとは吃驚だ。
セレモニーにおける巨大なピカチューと「鬼滅の刃」の炭次郎、そしてエヴァ初号機のコラボによるパフォーマンスは必見だった。
結局、やはり国民一体となるオリンピックのような祭典が数十年ごとに開催され、それが記憶に残ることによって人は生きていけるのだ。
だが、残念な事件も。
開会式セレモニーで大会直前の都知事選で初当選した外山恒一の演説最中に、頭のおかしいマスク男が飛び掛ってマイクを奪い、10分間狂った妄言を続けた。
何やら今流行っているインフルエンザが東京だけでも毎日数百人感染しているから直ちにオリンピックを中止し、首都を封鎖し、外国人を全て追放しろと。そして東京の人間は田舎に行くと疫病患者として半殺しにされるから家に篭るべきだと。そして全員マスクをして疫病検査で隔離すべきなんだ等と喚きたてていた。
確か自分は世界の衛生を司る神の使いとか名乗っていたな。
すぐに警備員に取り押さえられて連行されていったが、会場は失笑とブーイングの嵐。というか誰も男の演説をまじめに聴いていなかった。
多分、精神疾患を病んだ挙句、妄想に操られた結果と思うが、それにしても妄言をのたまうならもう少しリアリティーのある内容にすれば一興だったのにと残念な気分に。
あれでは3流SFでもリアリティーが保てない。
おそらく、あの男の「世界」では、風邪が不治の病として大流行し、オリンピックは中止。みんな死の恐怖に煽られて、人々はこの暑い季節に全員マスクをし、お互いを疑い、監視し反目し合ってびくびくしながら生活し、仕事も余暇も奪われ、夏のバカンスもなく、あらゆる職は萎縮して困窮し、家に篭って精神を闇に蝕まれつつあるのだろうと。
そんな暗黒の2020年が本当に存在したらとぞっとするが、まあ狂った男の妄言だ。
まじめに聞くだけでも時間の無駄である。
悪夢に駆られたあの男の心が早く治癒されることを願うしかない。
さあ、これから2週間余の東京オリンピックを楽しもう。
そしてこの歓喜を記憶に刻み込んで、人生を良きものに。
早速ピンズ交換に話題の千駄ヶ谷駅に行ってみるか。