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1月の徒然

日常
01 /18 2017
2017年も明け、気が付けば1月中旬。今年も24分の1が過ぎてしまった。

最近、確定申告用に「マイナンバー」の情報が必要ということで電子書籍会社等から本人確認のための書類提出を求められることが多くなった。
運転免許証など持って居ない身からすると煩雑で面倒。健康保険証と年金手帖等のコピーが必須。
どこかにあったはずの年金手帳が見当たらない。
結局、区役所に行って再発行の手続きをする。
マイナンバー制度とかよく解らぬまま、どんどん個人情報をwebの海に投げ込んでいく感じ。
結局、人が扱う以上、遅かれ早かれどこかに漏れていく。

先日、新宿の大手画材屋に立ち寄る。
様々な画材、文具を見て廻って気が付くことがあった。
ヤマト糊とか、セロハンテープとかホッチキスとか、自分が小学生だった半世紀前から存在した文具は本当に息が長い。少なくとも昭和期に生まれたアナログ文具は今後とも廃れることはなかろう。
一方で、デジタルに掛かるサプライ商品はあっという間に消えていく。
フロッピーディスク、ジップ、MO、MD、DAT、ガラケー等々のサードパーティーアクセサリーはもはや影も形もない。あっても風前の灯。
数年で店の棚から消えていく。
現実空間で確固に存在するアナログ媒体は、質量のないゼロと1で構成し直された途端に、この世から消える運命に曝されてしまう。
デジタル情報は人の死んだ後に肉体から浮遊した魂のようなもの。
ネット空間に漂う亡霊だ。
躯体から離脱したおぼろげなドットとダッシュのデジタル信号は、「死」そのもの。
デジタル化とはすべてを虚無に還すための「情報の葬式」に過ぎない。

昨今、プライベートでも仕事でも連絡に「LINE」を使ってくださいと促されることが多い。
ガラケー2台で月3000円以内で収まっている身としては、今更スマホなんて導入したくない。大手キャリアだと、安く見積もっても月6500円位かかる。
耐え難い負担だ。
ただ、最近台頭してきた「格安スマホ」だと電話なしのSNSに特化して動画も見ないならば、月800円位で運用できる。
やむを得ず導入を検討しているが、根が天邪鬼なため日常光景に溶け込む「スマホをいじくるその他大勢」に飲まれたくはない。
だからショルダーフォン型のスマホとか軍用無線機型のスマホがあればそれを選択する。
アイフォーン型はお断り。

先日、地上波テレビで『風の谷のナウシカ』を放映していた。
もう、何十回放映されたかは知らない。
今回は久しぶりに観てみた。
吃驚した。
33年前に作られたとは思えないほど造りがちゃんとしている。
『風立ちぬ』のネガティブ印象に覆われて、ここ暫く宮崎アニメのことを思い起こす事がなかったのだが、もうまったく「宮崎駿侮りがたし」である。
それはそうだ。自分が完全に打ちのめされた『未来少年コナン』や『太陽の王子ホルスの大冒険』という系譜の延長上に『ナウシカ』があるのだから当然血沸き肉踊る。
『ナウシカ』は『カリオストロ』に続く宮崎駿監督長編第2作目だと記憶するが、油の乗り切った小気味よい演出と当時憧れた「闘う少女」のかっこよさは今観ても、まったく色褪せてはいない。
1984年度作品と思えぬほど作画の質も遜色がないのには驚く。
CGも結局は人間が作っているのだから根本はセル画時代と変わっていない。むしろCGで処理しなければ難しいシーンを当時、すべて手描きでこなしていた事に意味があったのだ。
手元には1984年当時買ったサウンドトラックと劇中音声のみのアナログレコードがらダビングしたアナログカセットテープがある。
今でも普通に再生できるし、音もよい。カセットケースの中には劇場前売り券を挟み込んで保存。
当時はDVDなどなく、音だけで映像を頭の中で反芻するしかなかったが、またそれが想像力を喚起し妄想を膨らましてくれる。
アナログカセットテープは偉大である。
IMGP0919b.jpg IMGP0910b.jpg

デジタル化とWebは「終りの始まり」。
もう何度となくブログで呟いているが、数多のものがwebの海に飲み込まれた瞬間、世界は終わるのだ。
腐海に埋まる文明社会のように。

いつしかwebの海は有象無象の蛭の巣食う肥溜めと化しているような気さえする。
迂闊に飛び込めば汚物の中で血を吸われながら窒息死する。
まだ匿名掲示板が「トイレの落書き」と称された頃すら懐かしい。
一瞬たりともSNSに足跡を残さず・・というのがこれからの賢者の掟となろう。
だが人々はアヘン中毒患者のようにネットなしには生きられぬ廃人と化してしまったのだ。
ユパは呟く。
「またひとり人がwebの海に沈んだ」

願わくば「風の谷」のようにwebの瘴気に脅かされない土地に住みたいものだ。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/

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