単行本『ストレンジャー』見本到着
創作活動
7月9日に発売されるあびゅうきょ久々の商業単行本『ストレンジャー』の見本が送られてきた。
印刷の出来が一番気になっていたが、幸い満足のいく仕上がりで安心した。
これまで、自分の商業単行本は印刷の問題で悩まされてきた。
線が細かすぎて、大抵は掠れたり、潰れたりと、本が出来上がる度に頭を抱えていた。
もっとも自分の作風が漫画本印刷に適応していないのが原因で、半ば諦めるしかなかった。
今回は初のデータ入稿。それもグレースケール。
これまでの商業単行本は生原稿をそのまま編集部にアナログ入稿していたので、おそらくモノクロ2階調での印刷と思われる。
モノクロ2階調は、縮小率が高くなるほどインクや紙の具合によって絵の線が潰れるか、掠れるかが著しく、綺麗に印刷されるのは「運」任せだった。
一方、グレースケールは灰色の明暗で表現するので細かな線もグレーに変換され再現されやすい。
同人誌印刷は基本、すべてグレースケールで印刷している。
元の原稿は白いケント紙にブラックのペンのみで描いているので元来モノクロ2階調の絵になるのだが、漫画印刷としてその線が忠実に再現されることは、まずない。原寸でも劣化し、縮小なら尚更酷くなる。
どうせ細かな線が再現出来ないのなら、グレースケールに変換したほうがよい結果が出る。
同人誌ではお馴染みなのだが、商業誌でのグレースケール入稿は初めてだったので、うまくいくかは未知数だったが幸いに吉と出た。
もっともグレースケールでも、インクの調整を失敗するとベタッと線が潰れる場合がある。
これはもう印刷所任せなので、巧くいくことを祈るしかない。
今回は問題なく仕上げて下さった。
印刷がうまくいっているか否かは、見た瞬間に解る。
今回は見本が到着し、ページを開いた瞬間、「よし!」という言葉が出た。
これは手ごたえ十分だ。
自分の表現したい絵が存分に再現されているので是非、手にとっていただきたい。
『ストレンジャー』は7月9日、青林堂から発売される。価格は税込み1080円。
よろしくお願いします。

印刷の出来が一番気になっていたが、幸い満足のいく仕上がりで安心した。
これまで、自分の商業単行本は印刷の問題で悩まされてきた。
線が細かすぎて、大抵は掠れたり、潰れたりと、本が出来上がる度に頭を抱えていた。
もっとも自分の作風が漫画本印刷に適応していないのが原因で、半ば諦めるしかなかった。
今回は初のデータ入稿。それもグレースケール。
これまでの商業単行本は生原稿をそのまま編集部にアナログ入稿していたので、おそらくモノクロ2階調での印刷と思われる。
モノクロ2階調は、縮小率が高くなるほどインクや紙の具合によって絵の線が潰れるか、掠れるかが著しく、綺麗に印刷されるのは「運」任せだった。
一方、グレースケールは灰色の明暗で表現するので細かな線もグレーに変換され再現されやすい。
同人誌印刷は基本、すべてグレースケールで印刷している。
元の原稿は白いケント紙にブラックのペンのみで描いているので元来モノクロ2階調の絵になるのだが、漫画印刷としてその線が忠実に再現されることは、まずない。原寸でも劣化し、縮小なら尚更酷くなる。
どうせ細かな線が再現出来ないのなら、グレースケールに変換したほうがよい結果が出る。
同人誌ではお馴染みなのだが、商業誌でのグレースケール入稿は初めてだったので、うまくいくかは未知数だったが幸いに吉と出た。
もっともグレースケールでも、インクの調整を失敗するとベタッと線が潰れる場合がある。
これはもう印刷所任せなので、巧くいくことを祈るしかない。
今回は問題なく仕上げて下さった。
印刷がうまくいっているか否かは、見た瞬間に解る。
今回は見本が到着し、ページを開いた瞬間、「よし!」という言葉が出た。
これは手ごたえ十分だ。
自分の表現したい絵が存分に再現されているので是非、手にとっていただきたい。
『ストレンジャー』は7月9日、青林堂から発売される。価格は税込み1080円。
よろしくお願いします。
