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女川にて

旅、訪問記
04 /04 2016
先週、ふとしたきっかけで女川に赴く。
東日本大震災から5年。
テレビやネット媒体から垣間見た事はあっても、現実の「被災地」は知らない。
東京から新幹線を乗り継いで約5時間。
降り立った女川駅は真新しく、周辺も5年前の惨状の気配はどこにもない。
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行きかう復興工事車両とわずかばかりの観光客。
地元の人はほとんど目立たない。
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仮役場に向かう歩道にあった「共同墓地」「献花台」という文字に身体が凍りつく。
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何百人も住民が大津波に浚われた、その肉体を離れた魂の気配が、まだ生々しく、どことなく感じられるのだ。
道にベンチがぽつんと置かれている。
誰が座るのだろう?
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死者のためのベンチだろうか。そんなはずはないのに、そんなふうに思えてしまうのだ。

唯一震災前から残っていたであろう大きな建物にスローガンが掲げられている。
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ここはまだ部外者がうろついてよい場所ではない。
鎮魂の期間はまだ続いている。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/