35年ぶりの箱根
旅、訪問記
35年ぶりに箱根を旅する。
かつて、大学の漫画研究会の夏合宿で4年ほど通った温泉地。
青春の真っ只中で、混沌とした情熱と青臭い未熟な葛藤のごちゃ混ぜをロマンスカーに乗せた、あの夏の日。
合宿の宿で徒然に描いたイラストが残っている。
題して『強羅の夢』。

自分が商業漫画デビュー作として執筆した『火山観測所』も此処を舞台としたのを思い起こす。
そんな古の「青い茫漠とした足掻き」の化石が眠る箱根を彷徨った末に買い求めたお土産は・・・。

いつしか箱根は己の中で「第3新東京市」に上書きされて現実から妄想に救いを求めていたのであった。
「心の壁を解き放て。欠けた心の補完、不要な体を捨て、すべての魂を今一つに。」
碇ゲンドウの気持ちが解った様な気がした。
終劇。
かつて、大学の漫画研究会の夏合宿で4年ほど通った温泉地。
青春の真っ只中で、混沌とした情熱と青臭い未熟な葛藤のごちゃ混ぜをロマンスカーに乗せた、あの夏の日。
合宿の宿で徒然に描いたイラストが残っている。
題して『強羅の夢』。

自分が商業漫画デビュー作として執筆した『火山観測所』も此処を舞台としたのを思い起こす。
そんな古の「青い茫漠とした足掻き」の化石が眠る箱根を彷徨った末に買い求めたお土産は・・・。



いつしか箱根は己の中で「第3新東京市」に上書きされて現実から妄想に救いを求めていたのであった。
「心の壁を解き放て。欠けた心の補完、不要な体を捨て、すべての魂を今一つに。」
碇ゲンドウの気持ちが解った様な気がした。
終劇。