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都心を飛ぶ『ブルーインパルス』

祭り
06 /01 2014
5月31日、東京の国立競技場ファイナルイベントにて航空自衛隊のアクロバットチーム『ブルーインパルス』が都内上空にて展示飛行するというので撮影を試みる。
前日の予行演習まではまったく知らず、ツイッターの記事で始めて知った。
『ブルーインパルス』の演技はもう何回も航空祭で堪能しているので、普通に国立競技場近くで見上げるだけでは物足りない。
そこで今回は都心のビル群を背景に入れて撮影できないかと思案。若干遠めながら西新宿の高層ビルからブルーインパルスを捉えようと考えた。
国立競技場が直接見下ろせるベストな展望ロビーは新宿センタービルにある。
16時半頃、そこに赴いたら何と望遠レンズと三脚を担いだ「先客」がいっぱい。
考えることは皆同じか。しかしこれではまともな撮影は無理。
都庁舎の展望ロビーという選択もあるが、恐らく此処よりも混んでいることは想像に難くない。
そこで若干高度は低くなるが同じ西新宿のNSビルに向かう。ここにも狭いながら国立競技場方面に開けている展望ロビーがある。
思惑通り、あまり人はいなかった。だが若干視界が狭い。そこでお金はかかるが更に開けた眺望が可能なNSビル29階のカフェを利用することにする。幸い窓側に座れたのでここから撮影することに。
残念ながら国立競技場自体は手前のビルに遮られて見えないが、上空の視界は十分だ。
イベント予定まで30分ほどの待ち時間。ふと気が付くと同じ目的の親子連れ客で窓際席が全部埋まっていた。
想像以上に関心の高いイベントだったのだろう。
17時35分。北側から『ブルーインパルス』の編隊がスモークを吐きながらパスしてきた。
代々木のNTTドコモビル上空を掠めて世田谷方面に展開。ループを描いて戻ってきた。これを2回繰り返す。
IMGP0130b.jpg IMGP0106b.jpg IMGP0131b.jpg DSCN9719b.jpg

真下したからではなく、横から見る形になるのでスモークも普通の飛行機雲。距離もあったので見た目はスケールが小さい。当然爆音も聞こえず。
しかし、都内のビルを掠める『ブルーインパルス』というシチュエーションは稀有。
写真も出来るだけ都心の風景を含めた構図に努めるが、意外とこれが難しい。
5月最後の日。真夏日の都心に描かれたエア・タトゥーはやがて黄昏の風に消えていった。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/