馬鹿につける薬なし

報道
08 /21 2009
先日、新宿を歩いていたらジャージ姿の部活女子高校生集団が全員マスクをしていてぞっとした。
またぞろキチガイインフルエンザ祭りらしい。
何のつもりか、飽きもせず厚生労働大臣が「世界の終わり」を説くがごとく「インフルエンザが蔓延中~。ぎゃーみんな死ぬぞ!ぐぎゃ~」と喚き散らすから、また街中がマスク姿だらけになる。
豚インフルエンザ発生当初、この大臣は水際で阻止すると宣言して、空港内で防毒服姿の職員がキチガイのように駆けずり回っていたが結局国内感染は始まってしまった。
それが解ると、今度は「マスクせよ!うがいせよ!手を洗え!外出するなあ!」とキ印のように喚き、日本中「マスク人間」化させたのにも拘わらず、結局、重篤者や死者が出てしまったわけで、じゃあ、あの感染防止キャンペーンはいったい何だったのだと問いたい?
要するにあんなことでは元々防げるものじゃないのだから、感染するに任せておいてよかったんじゃないのだろうか?
5月ごろ、ヨーロッパに出張していた親戚がいて、テレビから流れる日本の「マスク人間の群れ」映像を見て、現地の人たちから「日本で奇病が流行っているそうだが、ありゃなんだ?」と尋ねられたそうだ。

「夏風邪」など珍しくは無かろう。
「俺、夏風邪に罹っちゃってさあ」
「夏風邪は治りにくいよ」
毎年、繰り返されているごくごく自然な出来事に過ぎない。
例年なら夏風邪で死んだ人間のことなどニュースにもならない。

マスクしようと外出を控えようと、インフルエンザは蔓延し、流行し、幾許かの犠牲者を出し、そして終焉するという太古から繰り返されてきた「病のルーティン」に抗うことは出来ない。
新型であろうと旧型であろうと程度の差はあれ流行る時は流行るし、死ぬ時は死ぬ。
むしろ罹って抗体を体内に作る。これが尋常な対応ではないのか?
一説によるとインフルエンザに罹ることによって人間はより病に強い「耐性」を身につけることが出来ると言う。
気の狂ったような5月の「豚インフルエンザパニック祭り」に続き、飽きもせずまた「秋の豚インフルエンザ祭り」を繰り広げたいのはなぜか?
この日記でも事あるごとに指摘しているのだが、今回も別の意図でもあるのかと勘繰りたくもなる。
たとえば、総選挙を控え、組織票に頼ったり投票率が高くなると何かと不都合な政党組織による情報操作だとかね。

いずれにしろ、馬鹿の一つ覚えのごとく「豚インフルエンザ」を喚きたてるのは迷惑以外の何物でもない。まるで粘着気質のストーカーのごとくシツコイ嫌がらせを受けているようだ。
そんなに、インフルエンザが怖いのなら人間真空パックでもしろ!
こうすれば絶対感染しない。ただし瞬時に窒息はするが知ったこっちゃない。インフルエンザに罹りたくないのならそこまでしろと訴えたらどうだ厚生労働大臣。
マスクなんて効果ないのだから外出時には全員BC兵器対応の防護服でも着せればよかろう。
タミフルが利く利くと喚いているんだから、のりPに依頼して覚せい剤注射のごとくタミフルを1日100本注射して踊り狂うCMを作ったらどうだ?
この国の馬鹿さ加減は天井知らずだ。
「新型」インフルエンザで死ぬ確率と交通事故で死ぬ確率を考えてみたら、よほど自動車運転のほうが危険だと思うのだが、この夏はETCでどこでも1000円だから、みんなドライブしろと呼びかけていたのは何処の誰だ?この矛盾に誰も気が付かないのか?
気が付かなければただの馬鹿である。
花粉症の何割かは報道によって過剰に反応した脳が粘膜に誤った情報を送り過敏化させたことが原因らしい。
だから、今回の新「豚インフルエンザ」デマも報道に過剰反応した者がゴホゴホやりだすに決まっている。健常者まで擬似患者化させてしまう訳で、寧ろ百害あって一利もない。
秋の行楽シーズンもこれで全滅。観光業者からは自殺者も出るんじゃないのか?

こんなクソのようなデマゴギーにいつまで振り回されねばならぬのか?
また、海外から「笑い者」にされ、日本発の「奇病」が再発とか言われるのがオチである。
この8月、まだクソ暑いというのにマスク姿で行きかう姿はキ印そのものだ。
悪いが自分は、そんな「キ印祭り」に参加する気は毛頭ない。
逆に健康を害し、それこそ病気になってしまいそうだ。

馬鹿につける薬なし。


あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/