正月に想う

日常
01 /05 2012
あっという間に正月三賀日も終わった。
今年は外出とかしたので、テレビを殆ど見なかった。
大晦日はコミケが終わって帰宅した後、すぐに寝てしまったので「紅白」も「行く年来る年」も観ていない。
元旦は朝、4時頃、目が覚めた。
干からびた年越しそばを啜りながらテレビを点けると、何やら哲学者アランという人の自己啓発っぽい番組が流れていた。
別に面白い訳でも観たい訳でもない。他のチャンネルが詰まらなすぎた。
正月早々というのにショップチャンネルは延々とやっている。
タイミングが悪かったのか能もやっていない。
結局、初日の出番組も観ずにテレビを消す。
次にテレビを灯したのは、14時頃。地震があったので確認のため。
サッカーをやっていたが、地震の情報を見てすぐに消す。
夕方には寝てしまった。
2日、3日は外出とかしたので、テレビの前には居らず、気が付くと正月は終わっていた。
「正月といえばテレビ」という時代が久しく続いていたのにどうしたことか?
駅伝とか、芸人の漫談とか、その番組の存在すら忘れていた。

突撃銃AK47に似た名前のアイドルグループが人気だというが、殆ど触手が動かない。
いくら可愛くとも、チラチラミニスカートをひらひらさせようとも、所詮はテレビの向こうに居る「絵に描いた餅」。
どんなに望もうとも自分のものにはならない。
そんなもの観ているだけで精神衛生上よろしくない。
どうせ自分のものにならないのなら、アニメの2次元少女のほうが割り切れよう。
中途半端に現実に存在する女の子である分、消化不良を起す。
グループの誰かが自分の嫁になってくれるなら話は別だが、そのためには激烈なリア充にならなければいけない。
そんな身分であれば正月にこんなチラシの裏に書くような駄文を記してはいまい。
だから、AK47似のアイドルグループが出ているテレビにも関心は湧かぬ。

かといってインターネットが面白いかというと、そうでもない。
ツイッターとかランダムに人の呟きを追ったからといって、テレビより楽しいかというとそんなこともなく、ただ無駄に時間が流れていくだけ。
まだ時間枠がハッキリしているテレビのほうが正月気分を味わえたかも。
要するにテレビを点けたタイミングが悪かっただけなんであろう。

2011年が巡り、また新しい2012年が明けて年頭の目標をおぼろげに夢想する。
だが、この歳で飛躍的に何かポジティブな出来事に恵まれる可能性は少ない。
半世紀生きたならば、その人生の蓄積を糧にして堅実に歩んでいく事くらいしかない。
しかし、己の人生に蓄積など無に等しく、妻も子も蓄財もない身からすると暗澹たる気分になる。
たまに新聞や雑誌面で自分と同期や後輩の同業者の活躍を目にするとイタタマレナイ。
一体自分は何をやっているのか?
なぜ、こんなところで燻っているのか。

しかし、一方で己の身の程を冷静に鑑みれば、己の今のポジションは身分相応であると。
それなりの努力をしたかと自問自答してみれば、別段これが現実で何一つ不思議ではなかろうと。
五体満足で生きてるだけでもありがたく思えと・・。

結局は唯、健康を祈るのみ。
怪我や病気は命取り。
逆にそれさえ被らなければ何とか生きていける。
それだけである。

最高の贅沢は惰眠を貪る事と知れ。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/