「40代女子、万歳!」というキャッチコピー
日常
10月も終わる。
今年もあと2ヶ月だ。
外出していると、今自分がどこに向かっているのか解らなくなる時がある。
何の用事で外出したのだろうか?
2011年の秋、50を過ぎてこんな調子では先が思いやられる。
ふと、駅にあった広告に「40代女子、万歳!」という文字を見つけた。
女性誌のキャッチコピーらしい。
40代で女子か。
もし40代男性に同じようなキャッチコピーを掲げたら噴飯モノである。
この時勢にこの世の春を謳歌出来る同世代の男性が居るとも思えない。
大半が青息吐息なんだろうと想像する。
それに加え、「男性」ではなく「男子」なんてくっつけられたらみっともなかろう。
そんな世相の中、「40代女子、万歳!」である。
無論、これは出版社の営業策略でその世代の女性消費を煽るためのアジテーションに過ぎないのは解っている。
とはいえ、雇用も危ぶまれているこの時勢に、どこかの将軍様を讃えるスローガンみたいな挑発的キャッチコピーで40代「女子」を持て囃す感覚は滑稽ですらある。
この雑誌はこう呼びかけているのだ!
「マンセー!マンセー!偉大なる大将軍40代女子さま!40代おひとりさま!40でも女の子でいられるんだよ!さあ!可愛くなろうよ!お金を使って女の子しよう!この地上の楽園で自分探しを始めようよ!40代で女子会始めよう!貴女たちは解放された!マンセー!マンセー!おとなかわいいマンセー!」
なんだかもはや「痛さ」を通り越して、カルト宗教の勧誘みたいである。
そんな胡散臭さいっぱいのキャッチコピーで本当に40代女性が「踊らされて」消費に走るのだろうか?
俄かには信じがたい。
いや、その見込みがあるからこそこんなスローガンを考えた訳なのだろうから馬鹿には出来ない。
自分の周りにはそんな消費意欲旺盛な40代「女子」は居ない。
見るのはテレビの中だけだ。
でも雑誌が煽っている以上、40代の「女の子」予備軍は確実に存在しているのだろう。
だが、もう「万歳!」という言葉が入った時点で危険な香りが充満している。
旧日本軍の「バンザイアタック」と同じ。
裏を返せば日本の40代女性たちに「有り金叩いて玉砕しろ!」と言っている様なもの。
その果ては「全滅」であり、「無条件降伏」が待っている。
この世の春、地上の楽園を謳歌した40代「女子」は、やがて哀しき50代を迎えるのだろうか?
どこに行くのか思い出せなくなっていたが、このキャッチコピーを見て取りあえず、帰ることにした。
脱兎のごとく。
今年もあと2ヶ月だ。
外出していると、今自分がどこに向かっているのか解らなくなる時がある。
何の用事で外出したのだろうか?
2011年の秋、50を過ぎてこんな調子では先が思いやられる。
ふと、駅にあった広告に「40代女子、万歳!」という文字を見つけた。
女性誌のキャッチコピーらしい。
40代で女子か。
もし40代男性に同じようなキャッチコピーを掲げたら噴飯モノである。
この時勢にこの世の春を謳歌出来る同世代の男性が居るとも思えない。
大半が青息吐息なんだろうと想像する。
それに加え、「男性」ではなく「男子」なんてくっつけられたらみっともなかろう。
そんな世相の中、「40代女子、万歳!」である。
無論、これは出版社の営業策略でその世代の女性消費を煽るためのアジテーションに過ぎないのは解っている。
とはいえ、雇用も危ぶまれているこの時勢に、どこかの将軍様を讃えるスローガンみたいな挑発的キャッチコピーで40代「女子」を持て囃す感覚は滑稽ですらある。
この雑誌はこう呼びかけているのだ!
「マンセー!マンセー!偉大なる大将軍40代女子さま!40代おひとりさま!40でも女の子でいられるんだよ!さあ!可愛くなろうよ!お金を使って女の子しよう!この地上の楽園で自分探しを始めようよ!40代で女子会始めよう!貴女たちは解放された!マンセー!マンセー!おとなかわいいマンセー!」
なんだかもはや「痛さ」を通り越して、カルト宗教の勧誘みたいである。
そんな胡散臭さいっぱいのキャッチコピーで本当に40代女性が「踊らされて」消費に走るのだろうか?
俄かには信じがたい。
いや、その見込みがあるからこそこんなスローガンを考えた訳なのだろうから馬鹿には出来ない。
自分の周りにはそんな消費意欲旺盛な40代「女子」は居ない。
見るのはテレビの中だけだ。
でも雑誌が煽っている以上、40代の「女の子」予備軍は確実に存在しているのだろう。
だが、もう「万歳!」という言葉が入った時点で危険な香りが充満している。
旧日本軍の「バンザイアタック」と同じ。
裏を返せば日本の40代女性たちに「有り金叩いて玉砕しろ!」と言っている様なもの。
その果ては「全滅」であり、「無条件降伏」が待っている。
この世の春、地上の楽園を謳歌した40代「女子」は、やがて哀しき50代を迎えるのだろうか?
どこに行くのか思い出せなくなっていたが、このキャッチコピーを見て取りあえず、帰ることにした。
脱兎のごとく。