台風15号と32年前の台風20号

地震、火山、気象、自然災害
09 /22 2011
21日午後、強い台風15号が首都圏のすぐ西側を通過し、かなりの暴風雨となった。
自分の部屋には1985年頃に購入したアナログ気圧計と1990年頃に入手したデジタル気圧計があって台風が近づくたびに気圧変化を計測している。
海面校正もしておらず、数値はかなりいい加減なのだが、気圧の下がり具合で台風の規模がわかる。
今回の台風15号は14時頃、浜松市付近に上陸した。
その時の中心気圧は952.2hpaだという。
この値は上陸時の中心気圧が低い台風のトップ10に次ぐレベルらしい。
しかしこれらはいずれも紀伊半島以西に上陸した台風で、首都圏近郊を通過した台風としては異例の強さだという。
近年では1991年の台風19号の940hpa以来だとか。これも上陸したのは大澄半島で首都圏からはずっと離れている。
その理由からか、今回通過した台風15号の気圧は、これまで記録していた値で最も低かった。
17時38分に東京杉並の自宅で967hpaを計測。勿論、海面校正した正確な数値ではないから実際の値とは少しずれていると思われる。
しかし、これまで1985年から同じ気圧計で量ってきた値としては最も低い数値だったので、少なくともここ26年間で最強の台風が首都圏を通過していったことは間違いない。
都内では倒木が相次ぎ、交通網もストップ。
これだけ大きな影響が出たのは、度々例に出す1979年10月の台風20号以来かと思う。
この台風は洋上で870hpaという観測史上最低の中心気圧を記録した最大級の規模だった。
この時も首都圏を通過し、東京で38.2m/sの最大瞬間風速を記録。
今回の台風15号では、東京で36m/sを記録したから規模としても類似している。
当時の新聞切抜きが残っていたのでアップしてみた。
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車が横倒しとなり、国電、私鉄が軒並みストップして帰宅の通勤通学客で首都圏各駅は混乱という記事を見ても台風規模の類似性を物語っている。
もっとも当時は「帰宅難民」なんて造語もなく、記事を読んでも歩いて帰る人のエピソードなどまったく書かれていない。
その一方で大宮駅でラッシュで押しつぶされて死者が出たり、電車の窓ガラスが割れたりと寿司詰め状況は今よりも激しかった。
自分も大学の帰りに京王線内で立ち往生した電車の中にいたが、幸い通勤通学時間帯ではなかったため、ラッシュには巻き込まれなかった。しかし19時頃、やっとのことで新宿駅に辿り着いた時、ホームが殺伐としていた事は覚えている。
当時は携帯もコンビニもなく、歩いて帰るという発想もなかったので電車に乗る以外の選択肢がなかったのかもしれぬ。
余談だが、新聞切り抜きの裏に、当時のテレビ欄があったので参考にこれもアップしておく。
791020c.jpg
「宇宙空母ブルーノア」とか懐かしい。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/