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絵になる空

日常
09 /16 2011
ここ数日、東京は澄み切った青空に積雲が浮かぶ「絵になる空」の天気が続いている。
気象衛星の画像をみると南に幾つかの台風、北に秋雨前線が横たわり、ちょうど関東あたりは晴天域に掛かっている。台風からの下降気流で盤石な晴天エリアが持続されている。
8月末から9月上旬にかけてはこのような気圧配置になることが多く、関東地方は「絵になる空」が広がる。
7~8月の真夏の期間だと蒸し暑い湿度の多い日が続き、鼠色の視界のない空となる。
一方、秋が深まってしまうと秋雨前線が横たわって雨や曇りの日が多く、晴れても長続きしないし雲も高積雲中心でメリハリがない。
だから今だけが最も美しい空が眺められるシーズンだ。
昨日、たまたま三鷹市にあるジブリ美術館の前を通った。
この「絵になる空」をバックに屋上付近を撮ったらまるで「リアルラピュタ」のごとき情景の写真になった。
DSC00374a.jpg
積雲が一瞬太陽を横切り、そこだけ日陰となる。
だが程なく、影は通り過ぎ、強烈な日差しが戻る。その境は明確で地面の影を追うことが出来る。
このルーティンが如何にも「ジブリアニメ」的で萌える。
この夏は6月から7月に掛けてもこんなすっきりと乾燥した天気が続いた記憶がある。
ただ、来週になると秋雨前線が南下してこの「絵になる空」シーズンも終了だ。
夜、満月に近い月が煌々と昇り、羽田からと思われる旅客機が東から西へと向かう。
DSCN1883a.jpg
以前はあまり見られなかった光景。
横田空域が米軍から返還された結果、新しい航路が出来たのだろうか?
夜も「絵になる空」だ。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/