都青少年育成条例記者会見を見る

報道
12 /01 2010
「私たち漫画家は、都青少年育成条例に断固反対します!」記者会見動画を見る。

要するにこの一連の規制法案は、これを推進する一部警察官僚が己の実績作りのために漫画家や出版社の権益など完全に無視して、性急に自らの「野望」を追及するところにあるようだ。
その「野望」実践のために、出版社との根回しや話し合いの場などまったく設けず、頭越しに都知事を引っ掛け、規制派を扇動し巧みな戦略でただひたすらに規制法成立に突っ走っているのだ。
このような野心家に話し合いなど無意味だ。
この警察官僚の野心を砕かない限り、いくら出版、漫画家が抗議しようと繰り返し規制法案を出してくるだろう。
この役人が任期切れで物理的にその立場から退くか「不慮の死」に見舞われない限り、法案成立は免れない。
もはや都議会最大会派の民主党も、連中の懐柔工作によって今回は賛成に回る情勢らしい。

この状況においてもっとも現実的対処法はパ○○コ業界みたいに金で懐柔する以外になかろう。
連中は実績が欲しいのだ。その「実績」とやらを金で買い取る。
懐が膨らめば法案つくりからあっさり手を引く可能性もあろう。
しかし、この不況下。コンテンツ業界がそのような「工作資金」を工面出来る目処はあるまいし、そもそもそんな方法で本当に連中の「野心」を思い留められる保障もない。

漫画家や出版業界にとって禍たるこの警察官僚は如何なる精神の持ち主か?
恐らく、マンガ、アニメに関しては一片のシンパシーすら持っていないはずだ。
完全なる「無理解」と「敵視」。
それがすべてだ。
連中はマンガ、アニメを「社会の敵」と信じ込み、治安維持のためにはこの世から抹殺すべき対象と信じて疑わない。
こんな「狂信者」が都に出向し、カルトと結託し、日本のコンテンツ産業の息の根を止めようとしているのだ。

もし、漫画家が己の生存権を行使したければ、この「狂信者」との闘争に挑むほかない。
己の表現活動を武器として己の権益を守っていくこと。
これからの日本の漫画家にとって表現活動とは単に与えられるものではなく、己の力で勝ち取っていくものに変貌するだろう。
恐らく、この法案が成立する可能性は大きい。
しかし闘いはこれからだ。
我々の敵は、我々自身で倒すのみである。
その「戦力」はまだあるはずだ。


あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/