疫病神ゴールデンウイーク。

報道
03 /03 2010
バンクーバーオリンピックも終了した。
その大会終盤に今の日本を象徴するかのようなシーンが出現した。
それはスケート団体競争。パシュートとかいう競技。
予選で優勝候補が次々と脱落する波乱模様の展開。気が付けば日本にとってトップを獲れる千載一遇のチャンスが訪れていた。
天は日本に味方し、レベルから言っても十分に勝機は整った。
勝利とは実力だけではなく、運も必要だ。その運も十分に掴み、勝利の女神は完全に日本に微笑んでいたのだ。
遂に、あれよあれよと決勝進出。
勝てば金メダル。
あとは普段通りに滑ればよかった。奇跡もハプニングも必要なし。
そして決勝戦。
レース前半からリードを広げ、勝利は目前。
誰の目にも金メダルは確実に思えた。疑う余地はない。
やっとこれで溜飲を下げることが出来るのだ。
しかし、ゴールの瞬間、なぜか勝ったのは相手チーム。
実力もあり、運も掴み取っていたのに、負けたのだ。
0.02秒差。
要するに日本は疫病神が取り付いたかのように「何をやってもダメ」になってしまったのだ。
運さえ味方に付けたのに勝てないなんて普通では考えられない。
「ダメ」さ加減もここまで来ると国宝級。
丸出ダメ夫も吃驚だ。
その「ダメ」を呼び込んでいる一因は、やはりポルポトよろしく日本の屋台骨を壊して喜ぶ気の狂った政権の存在だろう。
こんなのが国の上にいたら、そりゃあ「何をやってもダメ」になろう。

その疫病神集団がまたぞろ、ろくでもないことを考え付いたらしい。
ゴールデンウイークを地方ごと分散するんだとか?
いったい、この日本の巷で是が非とも連休を地方毎に分散してくれという大きな「世論」があったのか?
否。
正直、そんな主張、聞いたことすらない。
なぜならそんなもの誰も望んでいないから。
渋滞やら観光地の混雑やらが分散できるから経済効果が計れる等とメリットを主張するが、渋滞混雑ひっくるめて連休なんだろうが!
人気のない閑散とした行楽地なんて楽しいか?
全国規模の祭りはどうするんだ?
人ごみでごった返す「非日常」に身を置くことによって祀り事は成り立つのだ。その一体感なくして何が「ゴールデンウイーク」だ。
活気も熱気もなく、中途半端な休みと出勤日が地方毎、業種毎てんでばらばらで観光地に行ったらみんな齷齪働いていたり通勤ラッシュだったり、そんな状況で行楽が楽しめるというのか?
たとえ時間に縛られない自由業だったとしても、連休でなければ出来ないこともあるし、一年の節目として世の中の流れを感じるには全国一律の風習制度があってこそ。
それを潰すなんて馬鹿も休み休みに言え。
ヨーロッパかどこぞの「猿真似」かは知らぬが、理屈だけを持ってきて日本に組み込めば何とかなろうなんて発想はクメールルージュが都市住民をみんな農村に強制連行して国を破滅に導いたポルポトカンボジアと変わらぬ愚行。
地政学的にも民俗的にも異なる場にシステムだけ移植したところで失敗するのは目に見えている。途端に拒絶反応が起きて死に至るだけ。
ヨーロッパのバカンスが何週間あるのか解っているのか?こんな長期休暇は発展途上国の出稼ぎ労働者をこき使えるからこそ成立するんだ。
サマータイムにしろ、連休分散にしろヨーロッパの風土習慣が生んだ制度であって、日本では人迷惑以外のナニモノでもない。
机上の空論をこねくり回して「経済効果」なんて胡散臭いお題目で歴史上意味のある祝日を蔑ろにするのは「ハッピーマンデー」と同じく愚の骨頂。
百害あって一利もない。

自殺防止云々とかも同じで、何の効果も上がらない欺瞞的キャンペーンでお茶を濁し「とりあえずなんかやってます」というポーズに過ぎない。
抜本的解決を求めるならば、即刻国立安楽死センターを造り「要らない人間」「自殺志願者」をここで処分すればいいのである。
肝心な事には目を背け、無意味なことに時間とお金を浪費する偽政者共に国を司る資格は無い。
連休分散化なんてものを喜ぶのは疫病神位なものだ。
繰り返しになるが休日の習慣を変えろなんて誰が注文したんだ?
こんな愚策がまかり通れば更に輪をかけてこの国から幸福感や誇りが逃げていくだろう。
そんなものいらないと言うのなら、こんな国、さっさと中国にでも売り払え。
そうすれば旧正月に一斉に休めるってか?
だったら最初から連休分散意味なしだね。
こりゃ参った!
馬鹿につける薬なし。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/