創作物観賞諸々感想。
映像鑑賞
創作物観賞諸々。
映画『1917』
コロナパニックで閑散とした週末に敢えて映画館に吶喊。
基本生き方が天邪鬼であるから、普段引きこもり同然の生活をしていても世間が「家に閉じこもれ」と言われれば逆に敢えて外に飛び出す性分。
そこで観たのが映画『1917』。
全編ワンカットで描いているという触れ込みの第一次大戦ものの戦争映画。
ヨーロッパ戦線の英軍伝令の視点から当時の戦場を生々しく描いている。
しかし、結論としては観るんじゃなかったという感想。
戦争映画は『プライベート・ライアン』辺りから変なバイアスの掛かったリアリズムが生理的に受け付けなくなってしまった。
「戦争」表現をグロテスクな残酷シーンで殊更強調する傾向が強くなると、もうただのホラー映画と変らない。
気持ち悪さが先行して、ストーリーなどどうでもよくなってくる。
戦争映画がまともに観れたのは1980年代前半位までか。
『地獄の黙示録』や『Uボート』辺りまでは咀嚼出来たが、それ以降の戦争映画が描く間違ったリアリズムの方向性にはもうついていていけない。
やはり歳か。世代的にも年齢的にも感性の許容範囲にない。
ストーリーとしても作品に没頭出来る内容ではなかった。
敵方のドイツ兵がただの化け物のようにしか描かれておらず、戦争映画というよりゾンビが蔓延る廃墟を駆け抜ける生き残りゲームをプレイしているような感覚。
舞台背景もよく出来てはいるが如何にもCGで作ったカメラワークで萎える。
全編ワンカットといっても『エルミタージュ幻想』のようなアナログ一本勝負的緊張感もなし。CGなら後からいくらでも加工できる。
ただ、グロいシーンだけが不快に残っただけのしんどい作品だった。
これならまだ1960~70年代の旧ソ連プロパガンダ戦争映画のほうが楽しめる。
『鬼滅の刃』
少年漫画誌で連載中の人気漫画らしい。
原作コミックは観ていないが、遅まきながらTVアニメシリーズを観る。
アニメはクオリティーも高く、妙に見入ってしまった。
映画もやるそうな。
しかし所詮は超メジャー作品だから、天邪鬼な性分からするとどうしても距離を置きたくなる。
ルサンチマンの洗礼を受けたマイナー作品でないと心底から没入できない。
だからコミックスは読みたいとは思わぬ。
因みに原作掲載誌は少年ジャンプ。
「トイレット博士」以降、読んだ事がない。
恐ろしい。

映画『1917』
コロナパニックで閑散とした週末に敢えて映画館に吶喊。
基本生き方が天邪鬼であるから、普段引きこもり同然の生活をしていても世間が「家に閉じこもれ」と言われれば逆に敢えて外に飛び出す性分。
そこで観たのが映画『1917』。
全編ワンカットで描いているという触れ込みの第一次大戦ものの戦争映画。
ヨーロッパ戦線の英軍伝令の視点から当時の戦場を生々しく描いている。
しかし、結論としては観るんじゃなかったという感想。
戦争映画は『プライベート・ライアン』辺りから変なバイアスの掛かったリアリズムが生理的に受け付けなくなってしまった。
「戦争」表現をグロテスクな残酷シーンで殊更強調する傾向が強くなると、もうただのホラー映画と変らない。
気持ち悪さが先行して、ストーリーなどどうでもよくなってくる。
戦争映画がまともに観れたのは1980年代前半位までか。
『地獄の黙示録』や『Uボート』辺りまでは咀嚼出来たが、それ以降の戦争映画が描く間違ったリアリズムの方向性にはもうついていていけない。
やはり歳か。世代的にも年齢的にも感性の許容範囲にない。
ストーリーとしても作品に没頭出来る内容ではなかった。
敵方のドイツ兵がただの化け物のようにしか描かれておらず、戦争映画というよりゾンビが蔓延る廃墟を駆け抜ける生き残りゲームをプレイしているような感覚。
舞台背景もよく出来てはいるが如何にもCGで作ったカメラワークで萎える。
全編ワンカットといっても『エルミタージュ幻想』のようなアナログ一本勝負的緊張感もなし。CGなら後からいくらでも加工できる。
ただ、グロいシーンだけが不快に残っただけのしんどい作品だった。
これならまだ1960~70年代の旧ソ連プロパガンダ戦争映画のほうが楽しめる。
『鬼滅の刃』
少年漫画誌で連載中の人気漫画らしい。
原作コミックは観ていないが、遅まきながらTVアニメシリーズを観る。
アニメはクオリティーも高く、妙に見入ってしまった。
映画もやるそうな。
しかし所詮は超メジャー作品だから、天邪鬼な性分からするとどうしても距離を置きたくなる。
ルサンチマンの洗礼を受けたマイナー作品でないと心底から没入できない。
だからコミックスは読みたいとは思わぬ。
因みに原作掲載誌は少年ジャンプ。
「トイレット博士」以降、読んだ事がない。
恐ろしい。