富士山ご来光

旅、訪問記
08 /26 2015
先週の21~22日にかけて、初めて富士山に登った。
何となく登れそうな気がしたのだ。
人のペースに合わせることが出来ない性質なので、単独登山だ。
慣れないアウトドア雑誌を読み、ごまかしつつも装備を入手し、富士吉田口へ。
5合目まではバスだが、そこからは歩く。
中国人、アメリカ人、他様々な異国人で溢れる登山道を何十人と抜かれながら、のろのろと重い体を引きずって上を目指す。
5時間かけて、3000m近い山小屋へ。
雑魚寝の大部屋の中、高山病の頭痛で悩まされながら、妄想する。
「今、世界核戦争が起きたら、ここは忘れられてしまうのだろうか」
「今、富士山が爆発したら、一巻の終わりだな」
くだらない妄想だけは標高3000mまで登っても纏わり着いていく。
そんなことはどうでもいい。

午前4時過ぎ、山小屋スタッフが「あと1時間くらいでご来光です」と残っている宿泊客を起こしにくる。
体がだるい。頭が痛い。何のやる気も出ないが、ご来光を見なければここに来た意味もないと体を鞭打って外に出る。
東側に位置するテラスからは茜色の雲が輝き始めようとする日の出前の空が広がっていた。
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これを見た瞬間、急に元気になる。
デジカメ2台を駆使してどんどん撮っていく。
4時45分位から撮り始める。地平線の向こうがどんどん明るくなっていく。

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4時50分頃には赤みを増して上空の雲も茜色に染まり始める。
そして5時3分頃、太陽が雲海から顔を出した。
5時5分くらいには完全に太陽が地平線上に現れる。

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強風が吹いていたが、ぜんぜん気になることもなく、ひたすらにご来光を撮り続けていた。
いつしか、頭の痛さも倦怠感も感じなくなっていた。
やはり、これを見てこその富士登山なのだ。
晴れてよかった。頑張ってここまで来た甲斐があった。
なぜか頭の中で流れるBGMは松任谷由実のSAVE OUR SHIP。
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結局、登頂は諦めたけれど、このご来光を拝めただけでも収穫だ。
人生の朝は、また登ってくる。
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あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/

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