核武装は男の甲斐性と同じだ

報道
11 /28 2013
男は甲斐性がなければ、己も人も幸せには出来ない。
同時に国にとっての甲斐性って何かと考えた時、それは核武装なのだと思うことがある。

中国が防空識別圏を設定したり、在中国大使館が在日中国人の事前登録を呼びかけたりする報道を聞くにつけ、中国は本気で戦争という選択肢を排除しない覚悟があるのだと考える。

なぜなら中国は核保有国だから。

アメリカのB52が中国の設けた防空識別圏に事前通告なしに侵入したという。
日本人の大半はそれに安堵し、米国が日本のために動いてくれたと歓迎しているのだろう。
いや待て。
この米軍の示威飛行は中国だけでなく、日本にも睨みを利かせたのではないか。
この領域は米国の支配下であって、日本もその意思に従えと。日本が独自で領土保全に走ることは許さぬと。

冷戦以降、米国にとって日本を血を流してまで守る価値のある国とはもはや思って居まい。
石油や貴重な資源がある訳でもないのだ。ましてや米国の財政は逼迫している。無駄金を冷戦の遺物である日米安保のために浪費する余裕はない。
中国が台頭し、それが米国の利益に叶うのなら日本などいつでも中国にくれてやると思っているのだろう。
中国は太平洋の西半分を欲しがっているようだが、それ相応の利益が米国に転がり込むようなら止む無く譲渡するかもしれない。
日米安保など明日にでもゴミ箱行きだ。
米国はあっさり日本から撤退し、中国に好き放題やらせるだろう。

国家間に真の友情は存在しない。
国が真の独立と領土保全を求めるならば、男の甲斐性と同じく核武装が必須だ。
核を持たぬ国は、甲斐性がない男と同じく、幸せを手に入れることが出来ない。
甲斐性のない男は惨めだ。
あらゆる人生の節目において、自己解決することが出来ない。
自立、結婚、子供を設け、育てること。
これすべて男の甲斐性に掛かっている。女は全て男の甲斐性を頼りにする。
こんなにも男女に給与格差があるにも拘わらず女性がニコニコしているのはそのためだ。
貯蓄もなく、社会的地位もスキルもない男は未来を創造出来ない。
男は「歩くATM」として常に甲斐性を備えていなければ、明日を迎えることさえ難しい。

同じく国家も核武装なくして世界に向けて真の自主独立を謳うことなど不可能なのだ。
核武装無き国は惨めだ。
核武装国の恫喝に最終的には屈服しなければならない。
いくら声高に中国の行動を「力による現状変更は許さない」と叫べど、その訴えは世界に届かない。
なぜなら核武装国ではないから。

そもそも固有の領土なんて概念がおかしい。
その時に「力」ある者がその土地を占有できるのだ。
沖縄だって元々は琉球王国のものだった。それを日本が実力で屈服させた。
更に太平洋戦争でアメリカが占領し、日米安保下において辛うじて日本に戻ってきただけ。
そしてお次は中国だ。
中国はその「力」があると宣言しているのだ。
そして、その「力」はある。
なぜなら核武装国だから。

核のない国に真の独立などありはしない。
日本の中国に対する抗議云々など所詮「男妾の泣き言」に過ぎない。
女郎が隣の成金暴力男に甚振られ散々泣かされている。仕方なく昔馴染みのパトロン男が仲介に入っているというような構図だ。
男妾に甲斐性はない。
だから惨めになるのだ。真の独立を得られないのだ。だったら甲斐性をつけるしかない。
国にとっての甲斐性が核武装なら躊躇なく実践すべきだ。

米ソ冷戦下は相互確証破壊(MAD)、すなわち2つの核保有国の双方が、相手方から核先制攻撃を受けても、相手方の人口と経済に耐えがたい損害を確実に与えるだけの核報復能力を温存できる状態の下で均衡が保たれてきた。
それが一等文明国としての権利と義務だ。
核兵器を己の自主独立のため、責任を持って管理運営すること。
これなくして文明国とは言えない。
最初から核を放棄するなどということは、文明を否定することと同じだ。

すべての万物は諸刃の剣で成り立っている。
核が絶対悪などという詭弁で現実を逃避していればいずれ核保有国に滅ぼされる運命。
男の甲斐性と同じ。
金を稼ぐことは時として意地汚い行為だ。金で身を滅ぼすことも日常茶飯事。
しかし甲斐性なくして妻を娶ることも子を養うことも出来ぬ。
己の遺伝子を未来に残したいなら甲斐性をつける以外に方法はない。

だから国家も核武装なしに未来は得られない。
核武装を否定するのなら、国の自主独立や領土保全など主張する権利などなかろう。
さっさと独立放棄して核武装国に隷属すればよいことだ。
惨めだが男妾として生きる方法もあろう。
にも拘らず、核武装しないけど領土保全は絶対貫くなんて虫が良すぎる。
甲斐性のない男が正妻を娶りたいと泣け叫んでるのと同じ。
そんな男に女が振り向くと思うのか。
甲斐性のない男は一生惨めな人生を歩まねばいけないのと同じく、核武装できない国は末代まで一等国とは認められないのだ。

今、日本がとるべき唯一の方策は中国と相互確証破壊状況を作り出すこと。
中国が核攻撃してきたら必ず同程度の報復が出来る状況を整えることだ。
それ以外に未来は築けない。
このままだと遅かれ早かれ中国は日本に核攻撃してくるだろう。
現状であれば日本からの報復はない。東京に核ミサイルを撃ち込んでも北京は安泰なのだ。
東京が壊滅すれば日本はおしまいだ。東アジアで中国に盾突く存在は消滅する。
欧米には中国に持っていた日本の権益を分け与えると予め密約していれば彼らも黙認するだろう。
在中国大使館が在日中国人に事前登録を呼びかけているのも、核攻撃が決まった段階で事前に自国民を脱出させる手筈の一環なのだと思われる。
また米大使に新しく着任した元大統領の令嬢も中国の日本に対する核先制攻撃を踏まえて、自国民の保護脱出計画を策定するための目的があるのかもしれない。
1975年のベトナム戦争サイゴン陥落時の混乱が、2014年東京で再現される。
東京のアメリカ大使館や横田基地から次々とヘリで脱出するアメリカ人。東京湾には米空母が待機し彼らを収容する。
中国人も次々に羽田から脱出。
その数時間後に東京上空で中国の核爆弾が炸裂するのだ。
この可能性は十分すぎるほどある。

この国には核運搬手段も原料も運用技術も存在するにも拘らず、一向に核武装の実践が伴わない。
あるのは毛沢東語録のような憲法9条、無駄に溜まるプルトニウム、艦載機のない似非空母、搭載する戦略核ミサイル潜水艦がない固体燃料ロケット、糞の役にも立たない介護ロボットなど等枚挙に暇がない。
もっとも「同盟国」のアメリカが日本の核武装を許す訳もなかろう。
世界は今でも第2次世界大戦の戦勝国たる国連常任理事国がイニシアティブを握っている。
敗戦国に核武装の権利はない。
いつまでたっても「男妾」としての運命を背負わされているのだ。
日本版国家安全保障会議を作ったり秘密保護法を制定したところで所詮「アメリカの妾」であることには変わりない。
そのアメリカが「男妾」たる日本より中国のほうに「旨み」を感じれば、明日にでも捨てられる。
日本はそんな国なのだ。

甲斐性のない男は惨めだ。
妻を娶り、子を設けて自慢げにSNSに娘の写真をアップしている「甲斐性あるリア充男」の姿を指を加えて泣きながら見つめるしかないのだ。
核武装出来ぬ国もまた然り。
日本は所詮、世界から見たら「引きこもりニートの甲斐性なし男」だ。
「火垂るの墓」の清太だ。
それを自覚した上で、中国と対峙していかなくてはならない。
結局日本は将来アメリカに代わって中国の「男妾」として生きていかざるを得ない。
中国ががとんでもないDV男だったとしても毎日尻を掘られながら耐えるしかないだろう。

それが嫌なら核武装しかない。


あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/