「カツカレーラーメンと安酒」日本

報道
09 /29 2012
ニュースで流れた国連総会での日中の尖閣を巡る応酬。
議場の周りに他の国の出席者は居らず2国間の関係者だけでやり合っている。
他国から見れば犬も食わない痴話喧嘩。
さしずめ近所のオヤジが夜中に境界線を巡って怒鳴りあっているようなもの。
近所からしたら迷惑千万。
とはいえ、中国は常任理事国だし、日本は第2次世界大戦で中国の領土に侵入していたから、いずれ近所の住民も中国に肩入れするのは時間の問題。
なにせ中国は核武装国。逆らうと何されるか解ったものじゃない。
漁夫の利を得ようと虎視眈々の国も居よう。
いずれにしろ勝ち目なし。

朝日新聞に北欧の森辺りをタイトルにした有名小説家が寄稿していた。
要約するとこんな感じ。
「勇ましい主張に乗っかるのは安酒を喰らったのごとく、いずれ悪酔いして酷い目に合うからやめとけ」云々。
この小説家は超売れっ子らしい。
「高級酒」をただで飲める地位にいるから悠長な事をのたまえるが、大半の日本人は「安酒」しか手にはいらない。
今の日本に「高級酒」を嗜んで状況を看過出来る程の余裕がどこにある?
大体、この日本指導層のどこに「高級酒」を国民に振舞える豪の者がおろうか。
メチルアルコールをかっ喰らって卒倒するレベルのレシピしか提示できない連中しかいないのだぞ。
かといって中国の恫喝に直面して素面ではいられない日本国民。
挙句、安酒をかっ喰らって悪酔いし、のた打ち回るしか選択肢がないのだ。
ノーベル賞候補作家とやらの高尚な虚構文など気休めにもならない。

昨晩、あるテレビで紹介されていたメニューの中にこんなのがあった。
「カツカレーラーメン」。
元与党総裁選で当選した人がゲンを担いで食ったという「カツカレー」に更に脂っこい食材を突っ込んだ「胸焼け三重奏」だ。
まさにこれからの日本に相応しい「勇ましい国民食」となろう。
これを「安酒」で一気に流し込む。

健康を損なう事確実だが、もはや他に選択肢はないのだから仕方ない。
核ミサイルも空母機動部隊もなく、当てにならない米国の安全保障に縋るしかない日本にとっては、これをかっ喰らって現実を忘れるしかないのである。

どっちにせよ、これからの日本人は酷い目に合うのだ。
安酒で泥酔し、挙句寒い夜道でそのまま凍死。
死体を片付けるのは中国人。

正にやり切れぬ。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/