夏至に想う

日常
06 /21 2012
夏至。
気が付くと「暑い」という季節になっていた。
窓を開け、風を通す。

「花鳥風月」に侵食されつつある日々。
世の中に伝えられる様々な時事ニュースに、差ほど意味を感じなくなった。
大半の出来事はあってもなくても済む事なのだ。
戯言の類。
それを如何にも何かしているように装っているだけ。
消費税云々もお相撲の仕切りに似て、もう決まっている事を如何にも吟味しているかのごとく振る舞う。
己の議席を守るための茶番だから、もうどうでもいい。

昨今、欧米のニュースや映画等で取り上げられる北東アジアは中国と韓国ばかり。
日本はもはや注目に値する存在ではなくなった。
懐かしかりき「エコノミックアニマル」日本。
そういえば「ジャパンバッシング」も言われなくなって久しい。
もはや、相手にすらされていない。
存在感のない「あいつ誰だっけ?」状態。
消費税が上がろうと遅かれ早かれ没落が迫っている。
そんな国で「仕事しているふり」の国会議員に同情こそすれ、期待などだれがしようか。
議席確保に必死な姿を見て「お気の毒に」と思うぐらい。

監視カメラだらけで自由な表現も失われつつあるこの国で「未来」を語るほど滑稽な事はない。
守旧的な既得権者が必死になって己の権利を守ることに血眼になっている間に世界はどんどん先を行っている。
目先の権利関係の地固めをしているうちに、欧米からの革新的グローバル戦略でその守旧的利権は骨抜きにされていく。
消費税や原発再起動茶番劇に右往左往の最中、中国は有人宇宙ステーション建設に邁進している。
コンテンツ産業に手かせ足かせするような規制法案をせっせと可決させているうちに、韓国の文化輸出戦略に出し抜かれていく。
世界から嘲笑を浴びんとする中、この列島に住む者がやっていることと言えば、生活保護のボーダーラインで漂いつつ、目先の小銭に目がくらみ指名手配犯を追っかけまわしたり、過去の痴情を小銭稼ぎに利用する堕民愚民のゴッタ煮状態。
惨めの極みだ。

もし、自分が中国の指導者であれば、明日にでも尖閣諸島を獲りに行く。
半日であっさり無血で奪取出来るだろうし、日本は奪回しても来ないだろう。
そんな手段も能力も戦力も気概も意欲もこの国にはないからだ。
むしろ、この国の既得権者は侵略してきた中国に哀願し、自ら己の地位を守らんがため日本の資産を差し出すことすら厭わないだろう。
今の与党で消費税反対している議員あたりがそれに該当しそうだ。
「日本を献上いたしますので、是非私どもを中華人民共和国日本自治区の代官として雇ってくださいませ」とかね。
元々政党を流浪していた議員たちだ。
彼らにとって議席が確保出来れば宗主国が何処に成ろうともどうでもいいのだ。
己の地位を保障する対象が日本有権者から中国共産党に変わっただけだからね。
媚び諂って生き延びるには国さえ売ろう。

税値上げの決定など役人に任せておけばいい。
遅かれ早かれ上がるものは上がるし、それに抗ったところでにっちもさっちも行かないのだから。
「無駄のものを省け」と叫ぶものもいるが、この日本で無駄なものは日本人そのものだ。
老い朽ちるだけの既得権にしがみ付く醜い姿こそ削がねばいけないのに、その老醜が税を欲しがる。
そしてその老い朽ちるだけの存在がこの国を支配している。
それを捨てたらもう日本は存在しない。

過去の遺物で食っているのが日本。
シロアリみたいなものだ。
だから手元に残っている腐った材木を供出してもらわねばこの国は持たない。
だから、もう増税を受け入れるしかない。
死に往く者のために働き、そして己の人生を諦めるために税を支払う。
これでいいのだ。
他に手立てはないのだから。

消費税云々の茶番劇はさっさとお終いにしてテレビは「古き良き昭和」のドラマやアニメの再放送でもするがよかろう。新聞も高度成長期の紙面をそのまま再印刷するのだ。
それで国民は満足する。
消費税値上げ告知はNHKの19時前のお知らせの時間にちょこっと入れればよい。
「因みに明日から消費税30%になります」
それだけでいい。
国民は「ふーん、あ、そう」で納得するだろう。
黙っていれば誰も気が付くまい。
放射能にもすぐに馴れたじゃないか。
増税にもすぐに馴れる。
それが日本人だ。

いずれ、国民全員生活保護。
乞食になれば怖いものなしだ。


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あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/

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