ゴミ虫日本に栄光あれ

報道
09 /27 2010
「固有の領土が奪われる」というフィクションの世界にしかなかった出来事が、戦後65年にして実際に起ったのにも拘わらず、この無関心さは何なのだろうと思う。
政治とは国家国民の安全と財産を守るのが最優先の仕事のはずだ。
それが脅かされているのに、当事者の政府も報道機関も、そして国民自身も「どうでもいいような」態度を取っている。
海外からは「外交の大敗北」としてその不甲斐ない日本外交に危惧や嘲笑を浴びているというのに、当事者の日本人は「何も感じていない」かのように振舞う。
テレビも普段と変わらぬ編成。新聞も他人事のような論調。
そして、ツイッターやミクシーを覗いてみても、いつものように各々の身近な関心ごとの呟きしか聴こえてこない。
拘留中の中国人船長が釈放されたというニュースが伝えられた時、知り合いの関心事は「アイドルマスター2」に対する不満であった。
自分の国が脅かされていれば、少なくとも何かしらの憤慨というか最大級の意思表示があってしかるべきだ。
不甲斐ない政府への強烈な非難。内閣総辞職を要求するメディア、知識人の声。
国民、メディア挙げての中国に対する怒りと、無策無能な政府に対する抗議の叫びが全国から湧き上がる。
これがこのような状況における国民の当たり前な「行動」じゃあないのか?
ところがマスコミも人々もまるで「他人事」。
どこか遠い世界で起こっている無関係な事として振舞っている。
前政権時、時の首相が僅かに漢字を読み違えただけで非難轟々浴びせていたマスコミは、現首相が今回、国家の基盤である固有領土を脅かされる失態を演じているにも拘わらず何ひとつ批判すらしない。
本来なら即時退陣を迫る論調で政府に迫るべきなのに?
それとも漢字の読み違いは許せないが、国土を奪われる事は大したことではないとでも言うのか?
この国民にして、このマスコミにして、この政治である。
考えてみれば国民が選挙で選んだ結果だ。
自業自得。
国民が愚かであれば致し方あるまい。

もはや、この国は狂っているとしかいいようがない。

いつだったか、どこかの牛丼屋に車が突っ込んで店内がめちゃめちゃになっているニュースがあった。
だがそのすぐ横のカウンターでは店員がいつものように働き、客が何事もなかったように牛丼を食っている。
この日は何かの特売日で安く牛丼が食えるらしい。そのためか店の外には長蛇の列が出来ていた。
店の中は激突した車がひっくり返ってめちゃくちゃなのに、だ!
目の前で惨事が起きているのに「特売セール」のほうを優先させる「店」と「客」。
まさに今の日本行政府と国民を象徴する姿だ。
中国人もびっくりである。
おそらく、目の前で家族や大切な人が倒れても牛丼のほうを優先させるのだろう。
それを考えれば、犯さざるべき固有の領土が脅かされても「知ったこっちゃない」のいうのも頷ける。
海外諸国から「日本は惨めな敗北を喫した」と伝えられても恥じ入る事もなく、隣の覇権主義国の言いいなりに動く事に抵抗をみせない姿勢。
人質を取られているにも拘わらず、積極的に救出すら考えない対応。
この驚くべき自尊心の欠如は、逆に考えると「ガンジー」並の無抵抗主義が国民に広く根付いている表れかもしれない。
無論、「ガンジー」が唱えたような崇高な理念から齎されたものではない。
主義でも思想でもなく、単なる反射。
蛍光灯に集まってくる蛾のレベルだ。
単に「牛丼が安いから」「何よりも目の前の食い物」というさもしい精神から来ているだけで、そこら辺の野犬とあまり変わらない。いや、野犬はまだ「縄張り争い」をするが、それすら放棄した、むしろ「ゴミ虫」に近いのではなかろうか?
人間とゴミ虫とでは「戦争」にもなるまい。
強盗に入られて土地を奪われようが、家族が殺されようが「牛丼の安売り」を優先するゴミ虫が自分の領土など眼中にあるまい。
先祖が命懸けで守ってきた国土を隣の覇権主義国に奪われつつあるという危機感を持つほうが誤っているらしい。
麻薬漬けにされた「アヘン戦争」当時の中国人民もこんな感じだったのだろう。
挙句、欧米列強に蹂躙されてしまったが、まあ今の日本人は「それでもいいや」というところなのだろう。

だから、一切の危機感をもっていない周りの人たちや、テレビ、報道機関をみていると、寧ろ間違っているのは自分で「国の領土が脅かされている。なんとかしなければ」という感覚を持つほうがおかしいんじゃないかと。
クソのような「ガールズトーク」や退屈な芸能人のバラエティー番組に現を抜かして「牛丼」を食っていればいいんだろうと。
この国を守っているはずの自衛隊員や海上保安庁の隊員も同じ感覚なんだとしたら、もう日本など存在しなくともいいんじゃないかと思う。
「日本」は幻であって本当は65年前に消滅していたんだと。
周りの人間はそれを悟っているから「パチンコ」「牛丼」に現を抜かせるのだ。
まるでティム・バートンが作る薄気味悪いB級SF映画の舞台のようじゃないか?

狂っているのはどちらだろう?
「外敵から己の生命財産を守る」気概のほうが間違っていて、目の前の関心事や仕事を追っかけていればそれで事足りる、ということなのか?
ゴミ虫として生きることが「生き残る手段」として悟った日本人。
ある意味、解脱したんだ。
確かにゴキブリは太古より生き延びてきた。
そう!ゴキブリのように強かに生きていくんだよ。
プライドなんか捨ててね。
明日からは全裸になっておちんちんをみせて、四つんばいになって外出しよう。これなら核兵器を落されても山奥で猿と一緒にどんぐりを奪い合いながら生きていけそうだ。

がんばれ!ゴミ虫日本人。
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あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/

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