TeNQ 『新海誠が描く宙展』に赴く

旅、訪問記
09 /15 2016
先日、東京水道橋の後楽園にある「TeNQ2周年特別企画展 映画「君の名は。」×TeNQ 『新海誠が描く宙展』」に赴く。
場所は東京ドームシティーにある黄色いビル。
TeNQは「宇宙についての知識を深めることができる9つのエリアによって構成された、エンタテインメント・ミュージアム」だそうだ。
入場料は前売りで1600円。当日券は1800円。決して安いとはいえない。入場が時間制になっている。
最初は巨大画面映像を二つ「強制的」に見せられる。
これは平衡感覚に訴えるので正直辛かった。見たい人だけ任意にすればよいのに、ここを「見学」しないと先に進めない。
内容的にもアトラクション的要素が強く、「宇宙についての知識」云々とはあまり関係ないような・・。
基本、カップルや家族連れ向けと察する。
男一人で行っても、恐らく楽しめない。
映像ゾーンを抜けると様々な展示施設がある。ここから先は一部を除いて撮影も自由。
これもじっくりと宇宙の最新情報を得る場というより、カップルのデートの場を提供するための空間に近い。
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なぜかここに大学の研究機関が常駐していて、ガラス越しにその様子が眺められる。
火星の時差画像から変化している場所をパソコンで探す研究作業が入場者にも提供されているため、参加してみた。
30分位粘って探してみたが、そう簡単に見つかるものではない。
これが唯一、宇宙探査の実践的コーナーであった。
肝心の『新海誠が描く宙展』はラストのほう。
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思ったよりもこじんまりしていて、展示内容も質素。原画展示と映像紹介がメイン。
細田守監督の『ばけものの子』封切時に渋谷で開催されていたイベント並のスケールを期待していたので、かなり拍子抜けしてしまった。
新海監督への応援メッセージコーナーみたいなのがあったので備え付けのカラーペンで一筆「新海風の宙」を描いてみる。
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ミュージアムショップでは『君の名は。』グッズは殆ど売り切れ。もっとも最初からそれほど多くのアイテムはなかったようだが。
これだけ人気が出るとは、誰も予想していなかったのだろう。
更なる充実した『君の名は。』関連イベントに期待したい。
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新宿御苑の桜

旅、訪問記
04 /06 2016
東京でソメイヨシノの開花宣言されてからなかなか好天に恵まれなかったが、6日はやっと天候も安定したので新宿御苑に赴く。
満開の桜。しかし風が吹くと花吹雪状態。おそらく今日が最後の花見頃だろう。
ツイッターでも呟いたが観光客ばかりでなく、日本式のシートを敷いた典型的な花見客からも外国語が聞こえる。
「お花見」がこれほど異国人に受ける行事になるとは。それも日本人同様の嗜み方をする。
新宿御苑では日本人のほうが少数派に思えてくる。
欧米系も多いが、中国系は語るまでもなく、東南アジア系の言語も飛び交う。
かつては低賃金労働者としてしか見かけなかった、これらの国の人々が、今や中産階級として観光目的でやってくるようになった。
相対的に日本人の海外旅行者が減り、生活保護者が激増。花見に訪れる余裕もなくなったのか。
はっきりと日本人と解るのは、老人だけ。
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池には花弁が浮き、代々木のNTTドコモビルが逆さに反射する。
儚き花の寿命は短くて、来週には葉桜となってしまうだろう。
やがて日本そのものも葉桜となって蛾の幼虫の餌となる日が来るのだろうか。

女川にて

旅、訪問記
04 /04 2016
先週、ふとしたきっかけで女川に赴く。
東日本大震災から5年。
テレビやネット媒体から垣間見た事はあっても、現実の「被災地」は知らない。
東京から新幹線を乗り継いで約5時間。
降り立った女川駅は真新しく、周辺も5年前の惨状の気配はどこにもない。
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行きかう復興工事車両とわずかばかりの観光客。
地元の人はほとんど目立たない。
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仮役場に向かう歩道にあった「共同墓地」「献花台」という文字に身体が凍りつく。
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何百人も住民が大津波に浚われた、その肉体を離れた魂の気配が、まだ生々しく、どことなく感じられるのだ。
道にベンチがぽつんと置かれている。
誰が座るのだろう?
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死者のためのベンチだろうか。そんなはずはないのに、そんなふうに思えてしまうのだ。

唯一震災前から残っていたであろう大きな建物にスローガンが掲げられている。
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ここはまだ部外者がうろついてよい場所ではない。
鎮魂の期間はまだ続いている。

春画展に赴く

旅、訪問記
12 /24 2015
東京の永青文庫で開かれていた「春画展」に赴く。
23日が最終日。
「鳥獣戯画展」で懲りたので今回は開場30分前に現地に到着。それでも列が出来ていた。
永青文庫は旧熊本藩主細川家の邸宅の一角。周りは閑静な樹林に覆われている。
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1500円の当日券を買って会場内へ。
春画なるものをじっくり観たのは今回が初めて。
女性客も多かったが、春画をどういう気持ちで鑑賞しているのだろうか?やたら饒舌になっている女性客が目立つ。
喋る事で表向きな猥雑感を排除しているように思えてしまう。
それはさておき、総じて英国に収蔵されている作品の保存状態はよい。
結局、日本は己の美術価値を己自身で評価できないのだろうな。「春画」が欧米に渡ったのはある意味、幸いだったのだ。
また保存環境を考えても日本の湿潤な気候は美術品保存に適さない。
どの作品を見ても煩悩に対する貪欲なほどの表現意欲は、古今東西、身分を越えて普遍だ。
克明に描写された性器は、この部分だけ、現在の成人向けマンガに貼り付けても何ら違和感がないほどリアリティーに富んでいる。
著名な浮世絵師もたくさん春画を描いているようだ。
エロスもまた、創作分野のひとつでもあって、それを完全否定して画家の力量を計るのはナンセンス。
当然、春画の需要も相当あったことは想像に難くない。当時の絵師にとっては貴重な収入源だったのだろう。

一方で今現在、これら春画の「実用性」となるとあまり使えそうにない。
浮世絵にあるようなおかめ顔で今の水準からすると50歳くらいに見える女性が性器丸出しで性交に励んでいる図は、正直なところ「気持ちが悪い」。
子供の頃、家の棚の奥で昭和40年前半の「無修正写真」を見つけ、おぞましいものを観てしまった時の感覚に似ている。
だから脳内変換して、今風のマンガ、アニメ少女に置き換えて夢想してみたりする。
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それにしても春画はあくまで「美術品」というスタンスが必要なのだろう。そこに今流行のアニメキャラを入れたらもはや「美術品」ではなく「わいせつ図画」として取締りの対象となってしまうのだろうが、それはそれで奇妙なことである。







紺碧の入間航空祭

旅、訪問記
11 /05 2015
毎年の恒例行事である入間航空祭に今年も赴く。
いつもと変わらぬルーティン。時間も見る場所もカメラも。こうして一年の経過を確認するだけの行事と化してしまった。
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だが、広大な基地の中、頭上に広がる紺碧の下に己を置き、天空の祭典に身を仰ぐ事で晩秋の終局を確認できる場があるのは貴重である。
何十万の人で埋め尽くされた入間基地。もはやテーマパークの一大イベントと何ら変わらない。
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13時過ぎからブルーインパルスの飛行展示が始まる。
これまた例年通り。
雲一つない快晴の空にエアタトゥーが刻まれる。
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F-15とF-2の帰投を見送って、大凡のプログラム終了。
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今回、ブルーインパルスは翌日帰投のようだったので、15時半頃、会場を離れる。
陽が西に低く傾き、眩しい。
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 いつもならこのまま直接、稲荷山公園駅に直行するのだが、混雑を避けて、一旦北門から出る事にする。このルートは初めてだったかもしれない。
往路では見かけなかった航空祭ポスターがホーム掲示板にこれでもかとたくさん貼られていた。
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あれほど人で溢れていた駅のホームも17時半近くになると人影も疎らになる。
空の祭典の余韻さえ消えて、基地は闇の中にひっそりと静まり返っていた。

あびゅうきょ

漫画家あびゅうきょ
職業/漫画家
ペンネーム/あびゅうきょ
生年月日/19××年12月25日
血液型/O
星座/やぎ座
出身地/東京都
帝京大学法学部卒
徳間書店刊「リュウ」1982年5月号『火山観測所』でデビュー
著書/
大和書房刊『彼女たちのカンプクルッペ』(1987)
講談社刊『快晴旅団』(1989)
日本出版社刊『ジェットストリームミッション』(1995)
幻冬舎刊『晴れた日に絶望が見える』(2003)
幻冬舎刊『あなたの遺産』(2004)
幻冬舎刊『絶望期の終り』(2005)

公式ホームページ
http://www.ne.jp/asahi/abyu/abe/

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